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2019.04.09 /
第31回:リ・バース60
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅融資保険付きリバースモーゲージ型住宅ローン、通称「リ・バース60」を利用した建築申込が渡邊工務店で初めてありました。 天然木の本格木造建築に強みのある渡邊工務店のお客様は、若いお客様だけでなく、ご年配のお客様の建築も数多く手掛けさせていただいています。 「リ・バース60」の申込条件が60歳以上ということで、渡邊工務店としても今後ご利用されるお客様が増えていくように思います。 リバースモゲージと通常の住宅ローンの違い: リバースは「逆」という意味、「モーゲージローン」は不動産を担保にした借り入れのことです。 住宅ローンは最初に借りて、借り入れた額を毎月返済するのに対し、リバースモーゲージは最初に借りた借入金額や、毎月年金のように借りる借り入れを最後(死後)にまとめて返済するので、「逆住宅ローン」といえるかもしれません。 「リ・バース60」は最初に借り入れを起こし、毎月の返済額を「金利のみ」に設定する為、高齢の方々が例えば定年後の日々の生活費負担を通常のローンよりも軽くして生活の質を金銭面から支援したり、通常のローンを借りて最後まで払いきれるかという不安を払拭する機能があると思います。 「リ・バース60」の意義は、従来もリバースローンの制度はありましたが、様々な不確定リスクを金融機関単独で贖いづらいところ、住宅金融支援機構が支援することで運用し易くしたことだと思います。 「リ・バース60の内容」 今回のお客様は65歳で、今年仕事をリタイアされます。 自宅の老朽化の為リフォームも検討しましたが、今後のリタイア後の長い人生を考えると建替えた方がいいのかな、できれば夢であるカフェサロンを作って色々な人をおもてなしして、豊かな暮らしができたらいいな、との想いで新築に至ったとのことでした。 ご検討頂いている建物は規格住宅の「ふたり」でした。 (ふたり外観パース) 「ふたり」のリビングで実現されるカフェサロンの雰囲気はこんな感じでしょうか? (飛島ふたりモデルルームリビング内観) 規格住宅「ふたり」について詳しくはこちら 「リ・バース60」について詳しくはこちらをご覧ください。 -
2019.04.03 /
第30回:森の声が聞こえる
渡邊工務店の建物に入ると、天然木の香りが感じられると思います。天然のアロマのようです。 木の香りは森の声なのかもしれないという興味深いお話をお聞きした事があります。 森の木々は根を下ろしているので動くわけにはいかないけれど、香りを放つことで外敵から自分達を守っているかもしれないとのことです。 また、ある特定の外敵が来ると周りの木々にそのことを知らせる為に香りを放つこともあるそうです。 木の香りは森の木々のコミュニケーションツールで、人の言葉に近い性質をもっているかもしれません。そうすると天然木の香り豊かな建物で暮らしてゆくことは、森の声を聞きながら暮らしていることかもしれませんね。 木の香りは人間にとっては心地良いアロマ効果がありますが、抗菌、防蟻、防ダニ、防虫などの効能も知られています。 この木の香りは人間には有益なようで、抗菌剤や芳香剤、入浴剤に活用されています。 芳香剤ではなく、天然木からダイレクトで木の香りを嗜んでいただければ嬉しく思います。 ぜひ、渡邊工務店の各展示場で本物の木の香りを体感してください。 4月14日(日曜日)には渡邊工務店で植林ツアーを開催いたします。 今年はすでに満席となっておりますが、来年の植林ツアーにはご参加いただければ嬉しく思います。 森の声を聞くチャンスなので楽しみにして頂ければ幸いです。 天然木の香りを感じていただける渡邊工務店の展示場について詳しくはこちら 天然木の効果などさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。 -
2019.02.25 /
第29回:マッハシステムで高原リゾートのような暮らしを
マッハシステムの特徴は、小温度差・大風量の実現で室内空気環境を空気の対流や輻射熱によらず、空気そのものからの伝導で冷暖房する仕組みです。 真冬でも、そして真夏でもちょうど風の穏やかな高原リゾートの中にいるような雰囲気を醸し出します。 5月の上高地の小川のせせらぎ 空気の性質から空調や全館空調システムについて考えてみたいと思います。 1.人に対して熱の伝わり方: ①熱源と離れている場合は空気の「対流」により空気を介在して熱エネルギーを移動。 ②電磁波で熱エネルギーを「輻射」し空気を介在しないで熱エネルギーを移動。 電子レンジ、ぽかぽかの陽だまり。 ③「伝導」直接熱エネルギーを伝える。 いずれも「採暖」として、熱エネルギーを受ける体の部位は暖かいが、そうでない部位(背中等)との温度差が生じる場合がある。 2.その理由は空気の性質 ①空気は熱伝導率(熱を伝える力)が低く、比熱(熱を保有する力)も低いので、空気を介して熱発生体から人へ熱を移動させる為には大量の気流を起こして移動させる必要がある。 「輻射」による採暖では空気を介在しないので、「輻射」面でない体の部位は採暖が難しいのかなと考えます。 ②空気には浮力があるので、空気介在の熱移動は室内上下の温度差を生じさせる。 空気はそれ自体運動体ではないので、自立的にまんべんなく部屋の隅々まで循環しない。 熱移動させて部屋の隅々までまんべんなく空気環境を整えるには強制ファンによる送風が必要。 3.もし空気が水と同様な熱伝導率と比熱なら大変なことになる。 サウナの室内は100℃前後、水の熱伝導率は空気の100倍、比熱は4000倍になるので、同じ性質になるとサウナ室に入った途端熱湯風呂、温泉卵状態になってしまい大惨事となる。 逆にその熱を伝えない空気の性質が断熱材や羽毛布団、ダウンジャケットの快適性に寄与しています。 空気はエアコンのような熱を伝えるという意味では、非常に扱いづらい性質の持ち主でもあります。 4.マッハシステムが空気にできること。 小温度差・大風量により「対流」や「輻射」ではなく、「伝導(直接空気から温度が伝わる)」で熱が伝わる空気環境を作る。 高原やリゾートのような空気環境を室内に実現。 よって真冬でも20度前後の温度設定で快適に過ごせ、体全体にムラのない状態を作ることができます。 マッハシステムは一台のエアコンで作った空気と循環室内空気、外からの新鮮な空気を空調ユニットでブレンドし、住宅内の各エリアにDCファンを設けてエリア全体の空気をゆっくりとした大河の流れのように管理し、結果的に大風量となるが小温度差のストレスを感じさせない優しい風で建物内を循環しています。 全館空調やエアコンの送風口からは、室内気温に比べて高い温度の空気を強い送風力で送り出しますが、各部屋・各エリアにそのように送風した新しい空気とそのエリアの空気が自然に最適環境の状態にブレンドされることは空気の性質上難しいと考えます。 マッハシステムの室内空気環境に対するこだわりが高原の暮らしを想起させてくれます。 建物室内の部屋や該当エリアの空気環境を高原のような自然環境に近い状態にするには、空調室で新しい空気・循環してきた空気をフィルターで浄化し、快適気温に一度ブレンドした小温度差の空気を、エリアごとに個別のDCモータを設置し、大風量で家の中を大河のようにゆっくりと流れるよう管理することにより実現できると考えます。 大河の流れはゆっくりですが大量の水を運びます。 写真にあるような上高地の小川のせせらぎは速く流れますが、少量の水を運んでいきます。 このような空気環境は天然木にも優しくて、天然木にこだわる渡邊工務店がマッハシステムを選択し推奨する理由の一つでもあります。 渡邊工務店は、愛知県内に6か所マッハシステムを導入した展示場がございます。是非一度訪れてその快適さを実感していただければ幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。 エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら 最寄りの展示場について詳しくはこちら -
2019.02.04 /
第28回:ハワイに数寄屋の茶室(平屋)
毎日寒いですね。 こんな寒い日は、世界のリゾート、常夏のハワイに想いをはせます。 ハワイの中心オアフ島から飛行機を乗り継いで、1時間ほど行ったところにハワイ島があります。 そんなハワイ島にも伝統的な数寄屋の茶室があります。 去年はキラウエア火山の噴火で話題になりました。 オアフのワイキキとはちょっと雰囲気の違う真黒な黒砂海岸には、ウミガメもよく来るみたいで一度遭遇したいと思っています。 (プナルウ黒砂海岸) 街並みもローカル色満載でワイキキとはずいぶん違いますが、そんな雰囲気がいい感じです。 ハワイ島にはリリウオカラニ公園という夕日で有名な公園がありますが、ここは日本以外の世界最大の日本庭園だそうです。 かつて日本人移民の方に敬意を表して、ハワイ王族のリリウオカラニ女王が提供されたとのことでした。 リリウオカラニ女王はハワイアンソングの名曲アロハ・オエの作者でもありますね。 (リリウオカラニ公園茶室前庭からの景色) この公園の中に茶室「松浪庵」があります。かなり年月が経っているように思います。 結構落ち着いた感じが南国の風景に溶け込みそうで、そうでもなく、逆にそのことが日本人には遠い故郷の郷愁を誘い、ぐっとくるものがあるのかなと思います。 茶室の前に見える灯篭越しの南国の風景は少しアンバランスに感じますが、美は乱調にありのごとく、作られた歴史を慮るとなんとなく共感してしまいます。 2月9日(土曜日)中日新聞名古屋市民版・尾張版朝刊15段紙面上にて弊社社長渡辺均が家づくりの想いを述べさせていただきます。 同時に、健康木の住まいウッドビレッジに12/1に新しくオープンした「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場のご案内と平屋相談会の告知も致します。ご高覧頂ければ幸いです。 渡邊工務店も伝統的な数寄屋造りの平屋をベースに、皆様の新しい価値観を融合した家づくりに貢献できたら嬉しく思います。 「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場について詳しくはこちら -
2019.01.28 /
第27回:音楽とあかりとインテリア
インテリア(interior)とは内面という意味ですが、住宅の現場では室内装飾という風に理解され、室内の装飾や付随する照明、家具を表します。 また、インテリアコーディネートの打ち合わせの現場では、装飾品、什器そのものより、それによって飾られた室内空間というイメージが強いと思います。 インテリアコーディネートの目的は、心躍る生活ができる場、美しく暮らしやすい生活の場を作ることだと思います。 お客様とのコーディネートでは、お住まいのご家族が「自分らしさ」と「心地よい空間」をどう叶えていこうかということを大切にして、お打ち合わせさせていただいてます。 音楽を聴いたり、映画を見たり、絵をかけたり、お茶を嗜んだりすることが非日常から日常になると、暮らしの彩りが豊かになるような気がします。 インテリアは暮らしの彩りを豊かにするものですね。 インテリア小物や家具、テレビや音響機器、そして音そのものや照明器具とライティングを総動員して空間環境を作り込んでいく楽しみは、天然木の木視率の高い居住空間と相性がよいと思います。 そんなことを考えていて、おしゃれな音響機器というとデンマークのバングオルフセンに昔憧れていました。 今はないですが、それ自体がインテリアとしても美しいと思います。 6連奏CDプレーヤーベオサウンド9000は憧れていました。 当時高価な為に、手が届かなくてショールームで見るだけの妄想インテリアでした。 昔聴いていたレコードジャケットは壁のインテリアになり、気の利いたスピーカーで、ジャズを聴いたりお酒を飲んだり本を読んだりが過ごせる生活はいいですね。 大府平屋展示場のリビングは天井にパナソニックダウンライトスピーカーを入れています。 天然木の空間は、ライティングによる風合いが独特です。 スピーカーが見えないので、オシャレな設えを邪魔することもありません。 (パナソニックカタログよりイメージシーン) 大府平屋展示場の対面キッチンの背面は桧のリブのボードを使ってますが暖色の照明との風合が良く、音楽を聴きながらまったりするにはいい雰囲気だと思います。 下記の写真の和室の隣の2連のダウンライトにそのスピーカーの仕掛けがあります。 是非、展示場に訪れて確認していただければ幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。 健康木の住まい ウッドビレッジ「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.12.17 /
第26回:素木(しらき)に触れる
日本建築の大きな特色に素木(しらき)造りがあります。 伝統的な日本建築は天然木の木肌、風合いを素木のまま表現することだと思います。 現代の住宅業界は工業化、プレハブ化により量産化し、均質な住宅が多く供給されるようになりました。 プレカット工法の進歩により、外国産材の集成材(エンジニアリングウッド)や印刷技術の進化によるプリント合板の造作材や建具を多用する家の造り方が多くなってきました。 結果的に国産材の山が荒れ、美しい山並みの景観だけでなく治山・治水を損ない、私たちの身近な生活にも影響を及ぼすかもしれません。 素木を扱う大工や職人の技術・技能が途絶える要因にもなっていると思います。 本来素木は汚れやすく、汚れも目立ち、合理的な生活を送ることと相反することかもしれません。 そんな繊細で清楚な素材なので節や腐れのあった部分が気になって、無節をよしとするようになったと思います。 構造材としての柱が同時に清楚な化粧材の素木として使われている風情は、温かみや素朴な天然木が持つ自然観を大切にする我々日本人の奥底の感性に共鳴すると思います。 天然木の素木は時を重ねることより、落ち着いた趣や佇まいを醸し出します。 最近の姫路城や宇治平等院鳳凰堂のように、改修され建築当時の姿が再現されて話題になりましたが、ピカピカの現在よりも、改修前の落ち着いた佇まいに何かひかれるものがあります。 この12月、大府の総合展示場「健康木の住まいウッドビレッジ」に渡邊工務店の「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場がオープンしました。 リビングに入ると天然木の東濃桧の素木の柱や梁が鮮やかに目に飛び込んできます。 (大府平屋展示場の玄関) その向かいに2階建ての展示場「天然木の家・我が家の発電所」がありますが、この建物は既に8年を経過しています。 東濃桧の素木の柱が経年で色づいて、それなりに良い風情になっていると思います。 ぜひ見比べて天然木の東濃桧の素木の時間の変遷を体感いただければ嬉しく思います。 (8年目の大府2階建て展示場の柱) 国産天然木の建築材やそれを活かす技能・技術にこだわる想いを、中日新聞朝刊のインタビュー記事にて、弊社渡辺社長が話しておりますので、ご拝読頂ければ幸いです。 ●健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら ●健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・我が家の発電所」大府展示場情報はこちら ●中日新聞朝刊掲載インタビュー記事について詳しくはこちら -
2018.12.03 /
第25回:大きなダイニングテーブル
リビング・ダイニングで“心躍る暮らし”をしていますか? 大きなダイニングテーブルが暮らしの真ん中にあると、いいかもしれません。 “ふたり”の家族も大家族も、テーブルの寸法は違えども、暮らしの真ん中にあるダイニングテーブルは大きな意味を持つと思います。 <リビングアクセス> リビングを暮らしの中心に置いて、子供部屋や寝室に行く為には必ずリビングを通らないといけない間取りプランです。 2階建てなら階段をリビングの中に取りこむ間取りもあります。 12月1日にグランドオープンした大府新展示場のモデルハウスのように、平屋ならそのままですね。必ず家族が顔を合わせて交流が育まれるようにと考えられたものです。 ▲大府展示場平屋モデル リビング・ダイニング・キッチン+アウトドアリビング そんなリビングでは、ダイニングスペースとともに広い空間を活用し、大きなダイニングテーブルで一緒に本を読んだり、勉強したり、仕事のまとめをしているような、家族の気配を感じるけれど好きなことをしているような雰囲気を作るのもいいと思います。 大きなダイニングテーブルはお茶や食事も含めて家族一緒で、それ一つで充分ですね。 家族の距離が近いので、キッチンで料理しながらの会話も楽しくなると思います。 そうするとテレビは消さないといけないかもしれません。 具体的なリビング・ダイニングのシーンは、パーティーやイベントを行っている楽しい風景というよりも、家族一緒にいるけれども、それぞれが本を読んだり勉強したり、なにか作業をしたりして時々声をかけるような、お互いの気配の感じられるゆっくりとした時間・空間を過ごすことが大半になると思います。 寸法的にも、精神的にも大きなダイニングテーブルが暮らしの真ん中にある生活になると思います。 <アウトドアリビング> 屋内のリビングから屋外に続くリビングは、カフェのようにオシャレですね。 大府新展示場平屋モデルハウスの庭に続くウッドデッキには、小さなテーブルと腰掛を設えています。リビングの窓の外に少し見えますがお気づきですか? こちらの小さなアウトドアリビングスペースは、室内の天然木のフロアと通じるウッドデッキとの一体感により、外部とのあいまいな空間を作り出し、外の空間を家の中に取り込むような、心躍る空間が暮らしの中に実現できたと思います。 住宅メーカーのモデルハウスを見ると、ダイニングからリビング、そして窓先の大きなアウトドアテラスにBBQコーナーやテーブルセット、ロッキングチェアやハンモック等を設えて、楽しい空間を提案しているケースが見られました。 皆様の家づくりの参考になる事例が見つかるといいですね。 ▲春日井展示場モデルハウスのアウトドアリビング 健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.11.20 /
第24回:六華苑でハート❤を探そう
渡邊工務店は木曽三川上流の東濃桧や長良杉を大切に想い、天然木にこだわりがあります。 先日、桑名の住宅会社の方とお話させていただく機会がありました。 尾鷲桧をメインに建築されており、三重県産桧のこだわりに共感しました。 三重県の木材と言うと諸戸家の話を抜きにしては語れません。 三重県桑名市の六華苑をご存じの方はいらっしゃいますか? 名古屋から近くなので建築に興味のある方は名建築探訪として是非ご覧ください。 日本有数の大地主で山林王でもあった諸戸家の二代目諸戸清六さんの邸宅として大正2年(1913年)に完成しました。 六華苑は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て天然スレート葺きの洋館、和館や蔵、池泉回遊式庭園などがあります。 鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計にはその他にも、東京の綱町三井倶楽部やニコライ堂などがあります。 六華苑は本物の建築家が天然木の木造建築をベテランの大工さんや職人さんと協力し、和風と洋風を融合させて完成させた建物だと思います。 ところで、諸戸家の二代目諸戸清六さんは当時新婚さんだったみたいですね。 そこには格式のある旧家の大邸宅や、重要文化財の重厚なイメージでは考えられない、オシャレな仕掛けがありました。 それは建物に、そこで生活する二人の為のハートマークがあしらってあることです。 渡邊工務店の「杜の家」や「ふたり」の規格住宅、12月1日にグランドオープンを迎えるコンパクトな「平屋」モデルハウス「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場は、そんな生活を大切にするストーリーに共感していただけるお客様にピッタリな住宅だと思います。 コンパクトな居住空間の中にも家族の暮らしを大切にし、天然木の木肌感にいつも触れ、建築予算としてはリーズナブルな投資を心掛け、「心躍る暮らし」を過ごす為に生涯収入の最適配分を考えて、生活の質を高めていくことに通じるものが有ると思うからです。 スローライフな生活と共通するものが有るように思います。 ▲こんな風にハートマークを建物にあしらっています。 他の場所のハートマークは現地で探してみてください。 また、その隣には六華苑を望むようにレストランRoccaがあります。 若い皆様にはデートコースに、ご年配のご夫婦は散策の後のひと時に如何ですか? ▲レストランRocca店内 規格住宅「ふたり」「杜の家」について詳しくはこちら 12/1グランドオープン「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.11.06 /
第23回:When I’m Sixty-Four
ビートルズは初来日から50年以上たったそうです。 長いようであっという間でした。 先日はポール・マッカートニーが70歳を超えて来日していました。 私は来年64歳となり感慨深い思いになります。 なぜならビートルズの「僕が64歳になっても」(When I'm Sixty-Four)という曲の年齢になってしまうからです。 20代の頃に聴いていた時は、自分がこんな年齢になるなんて想像もつきませんでした。 渡邊工務店のご年配のお客様の中に、聴き覚えの方がいらっしゃると嬉しいですね。 1967年発売のビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の一曲でした。 しかしながら私達夫婦が40年以上前に、「僕が64歳になっても」(When I'm Sixty-Four)という、「年をとっても仲良くしようね」というこの曲を聴いて、将来こんな風になるのかな? といっていたことも思い出しました。 カバー曲ですが日本語訳が付いていたので興味のある方は見てください。 渡邊工務店名古屋支店の近くで、少し歩くとこの先に白鳥庭園の清羽亭があります。 今は枯れ葉がしみじみとしています。 晩秋の曇天に一人で歩いていると年を取ったなと感慨深く思います。 曲の出だしはこんな感じでした。 「年をとって、僕の髪の毛がなくなっても、まあずいぶん先のことだけど僕に送ってくれるかな バレンタイン・カードやバースデイ・カードやワインとか・・・・」 当時は、ずっと先の事と思って聴いていたのですが・・・・ 今はこの曲の通りに私の髪の毛はなくなっています。 いつまでも「ずっと一緒に仲良くいよう」がテーマのラブソングですね。 若い皆様も年寄りの話と思って笑っていると、そんな時が必ず来ると思いますよ。 そうです、あっという間に必ずキット来ますね。 私達夫婦にとっては本当にあっという間でした。 若い皆様を驚かすのはこれくらいにしておきましょう。 若い皆様にとって、64歳はずいぶん先のように思われますか? 若いご夫婦のこれからの人生が、64歳を超えた時に良いドラマとして懐かしむようになればと思います。 そんな舞台にふさわしい家造りのお役に立てることができたら嬉しく思います。 下記の表は35年ローン返済期間の簡単なライフプラン図です。 スタートが25歳からの家造りなので60歳のローン完済になります。 皆様のご計画年齢に置き換えて考えてみて、お役にたてれば幸いです。 しかしながら、お金の話以外にお伝えしたい事があります。 人生はあっという間、子供たちと過ごす時間も思ったより短く感じたことでした。 -
2018.10.29 /
第22回:運命の家で暮らそう
こんな話に心打たれたことがありました。 「運命の人とは奇跡の出会いでめぐり会うのではなく、いつも目の前にいる人と何十年も一緒に暮らしていく暮らしの中で、お互いが運命の人となっていくのです。」 「運命の人は出会うものでなく、お互いが作り上げてゆくもの。」 中々難しいと思いますが、長く連れ添った妻と語りたい言葉ですね。 そうすると住宅にも運命の家というものがあるように思います。 若いご夫婦のお客様には、新入居から何十年も経ったとき、お互いが運命の人だったと思うような“こころ躍る暮らし”のサポートができたらいいなと思います。 ご年配のご夫婦にも、お互いに感謝を込めて建てる家を運命の家にして頂ければと思います。 そんなことを考えるとお金のかかる新入居の時に、負担を軽くして、“こころ躍る暮らし”をサポートする資金的な余裕を残し、家族でその何かを作りあげることも良いのかなと思います。 日々暮らしを送る居住空間の拘りは大切にしながらも、コンパクトな平屋や規格住宅を通してそのような提案が実現できれば嬉しく思います。 そんな共同作業が思い出となり、例えば自分たちで植えた樹木や自作のインテリアや家具は、先々伴侶を“運命の人”として懐かしむことに繋がってゆくコトになると思います。 または、巡り合った運命の人とお茶やお花、今はやりの俳句を詠んだりして、上質な時間を過ごすことも素敵なことかなと思います。 サザエさんの家族のように大家族で、夫は外に仕事に行き一生懸命働いて、妻は家を守り、かわいらしい子供達でにぎやかな家庭は昭和の日本の原風景でしたが、現在は少なくなりましたね。 今は母も働きに出るし、イクメンのパパも活躍しています。ダブルインカムノーキッズ や夫婦だけの世帯、親子二人だけの世帯も多くみられます。 様々な家族の形を大切に、それぞれの生き方が尊重されていくことを望みます。 そんな様々の家族を暖かく見守ってくれる運命の家造りに、渡邊工務店がお手伝いできれば嬉しく思います。 木の香りと木肌が温かい天然木のコンパクトな家はいかがですか? 健康木の住まいウッド・ビレッジ「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場(H30.12.1オープン)情報はこちら 規格住宅について詳しく知りたい方はこちら