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2021.06.17 /
第75回:陰翳礼讃
先日、ある番組を見ていると、欧米の方が日本家屋の照明は昼光色(ちゅうこうしょく:他の色と比べて白っぽく青みがかった最も明るい色)のLEDや蛍光灯を多用していて、夜でも昼間のように明るく白すぎて落ち着かないと仰っていました。 このようなご指摘はライティングデザインとして、日本の中でも多くの方からご指摘されるところになっています。 そういえば欧米の家屋のリビングや寝室は電球色のLEDや電球を薄暗く配したり、キャンドルや暖炉の火を使ったりして暖色の薄明な空間をつくるケースが多いと思います。 天井シーリングライトがなく、灯りはスタンドで設えられている客室のホテルはよく目にします。 同じようにホテルのラウンジバーやレストランも照明は落ち着いた感じです。 恐らく、折角の夜を昼間のように明るくしないで、豊かな大人の夜の時間を過ごしてほしいとのことだと思います。 海外の映画やテレビの海外旅行記でみるナイトライフを垣間見ると羨ましくもあります。 ところで昭和初期に文豪の谷崎潤一郎が「陰翳礼賛」(いんえいらいさん)という随筆で、こちらの欧米の方と同様なことを仰っています。 近代化して電灯などで明るくなり、便利な電化製品が日常の暮らしに取り入れられる中、室内の設えや日本古来のライティングに対する想いを語ってらっしゃいます。 近代化と共に欧米に憧れ影響を受けてきた日本の新築住宅は、現在でも可能な限り部屋の隅々まで明るくして、陰翳(いんえい:光の当たらない暗い部分)を消す事に執着する傾向が少し残っているように思いますが、それ以前の日本ではむしろ陰翳を認めるところに、日本古来の美意識・美学の特徴があると主張されているように思います。 こうした主張のもと、建築、照明、紙、食器、食べ物、化粧、能や衣装の色彩など、多岐にわたって陰翳の考察がなされていて、海外でも翻訳されていてデザイン論としても評価が高いようです。 渡邊工務店施工事例より1 欧米の方も谷崎潤一郎も日本や海外のライティングに対して、相手方を真逆な立場として捉えて同様なことを言っているようで不思議な感じです。 渡邊工務店施工事例より2 陰翳礼賛の例えとして、白塗りの舞妓さんは白昼や蛍光灯の下では違和感がありますが、夜の和室で行燈(あんどん: ろうそくや油脂を燃料とした炎を光源とする照明器具)の揺らめく灯りに照らされた姿は妖艶そのものです。 同じように、金屏風や螺鈿(らでん:夜光貝その他の貝類を彫刻して漆地や木地などにはめこむ技法)細工、金蒔絵(きんまきえ:漆器の表面に金箔を細かくした消粉で絵や文様、文字などを描き、器面に定着させたもの)や真っ赤な漆器も、蛍光灯の下や昼間にそれだけを見ると少し悪趣味かなと思うところもありますが、老舗旅館や料亭でそれなりの薄明のライティングと設えで見ると、違和感なく艶めかしく受け入れられます。 家の内装やインテリア、照明を考える時に、大壁工法で白い壁クロスを張り、明るいライティングにすることも良いとは思いますが、成熟化した世の中になり、家で過ごす時間を大切にする事も多くなってくると思うと、陰翳礼讃に習う事も考えてみてはどうでしょうか。 渡邊工務店は本格木造軸組工法を基本としていて、柱だけでなく内装に杉や桧の天然木の素材を活かす工夫もしています。 「マッハ空間」-Cube-大府展示場より 暖色系のライティングとの相性が良く、生成色(きなりいろ:ごく淡い灰色がかった黄褐色)の壁材と共に和室の障子や畳では、ライティングの映しだけでなく、トワイライトの日が差し込む障子紙ともマッチすると思います。 量産型の工業化住宅やプレハブ工法だとなかなか困難だと思いますが、日々の暮らしに日本人が古くから持っていた趣味や美意識を取り入れてみるのも良いのかなと思います。 「天然木の家・快適エコライフ」春日井展示場より ■施工実績について詳しくはこちら ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.06.03 /
第74回:ウッドショックとSDGs
コロナ禍を発端とした需給ギャプによる、木材の高騰による建築現場の混乱は終息の気配を見せませんが少し変化の兆しもあります。 アメリカの木材の価格が5月初旬の高騰時より20%近く下落している状況です。 トレーディングエコノミックスより このような木材価格の変化はアメリカの建築現場にもまだ影響が少ないようですが、年率換算のアメリカ新築着工は4月には3月より予想に反して減少となりました。 そして過熱気味のアメリカ証券・金融市場では、年後半に金融緩和縮小やインフレ懸念による金利上昇によって、現在のアメリカの住宅ブームも落ち着くこともあるとも言われています。 そうなると現在のウッドショックの様相も変化するかもしれません。 ウッドショックについては、この一年間の短期的な対応と長期的な対策を考えないといけないように思います。 渡邊工務店は東濃エリアの地域材を製材組合と直接取引しているので、世界的なウッドショックにより木材の仕入れが出来なくて建築現場が止まるようなことはないと思います。 価格についても買い手良し、売り手良し、世間良し、の三方良し、を基本にしていたからこその114年間の事業継続があったと思います。 それでも全体の市場の価格変化に影響を受けることは否めませんが、今まで価格重視で安く買いたたいてきたローコスト系住宅会社や建売会社が、高い値付けをして木材を仕入れたくても調達できなくて建築現場が困るようなことにはならないと思われますし、弊社としては同じような扱いを受けるようには思いません。 そして、今回のウッドショックは木材資源の特殊性と大切さを再認識させてくれました。 木材は天然資源で苗木を植えてから伐採して使用できるまで、桧柱の12㎝角(3m)で最低でも50年くらい、杉は40年くらい掛かります。 困ったからと言ってすぐに対応できるような資源や産業ではありません。 北米の大きな木材会社は北海道と同じ位の面積の森林を保有しているそうですが、毎年森林の2%を計画的に伐採し、植林をしているそうです。 2%の伐採・植林だと全体の森林を50年で一回りすることになるので永続的に循環して森林事業が営むことが可能です。 また、樹木の二酸化炭素を取り込む力は育つ力の強い若木から壮年木が強く老年木になると衰えていくようです。 よって、50年単位で計画的に営まれる森林事業はカーボンニュートラル(カーボンニュートラル:温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること)にも貢献する事業であると思います。 かつて南米アマゾンや東南アジアの無法伐採が環境破壊を引き起こしてしまいましたが、元に戻るまでは大変な時間と労力がかかります。 その影響は気候変動だけでなく海洋漁業や近隣の農業にも深く影響があるそうです。 2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標としてのSDGsの考え方でウッドショックを見直してみると、持続可能な林業の育成が住宅建築業だけでなく地球環境にも大切なように思います。 私たちの日本においてもSDGsの発想で林産業を振興しカーボンニュートラルに貢献できるように思います。 日本の国土の約7割は森林といわれていますが、今回のウッドショックが森林の価値を見直し更に活かす契機になればと思います。 海に囲まれて四季のある恵まれた森林国土を大切な資源として活かしていく工夫が試されると思います。 森林が荒れると気候だけでなく天然のダムとしての治水や沿岸の漁業にも影響を及ぼします。 また、循環型の森林資源の管理は木の成長育成を通じて二酸化炭素の固定化を促進し、カーボンニュートラルの実現に寄与すると思います。 そして私達のような木材を加工する側の建築会社の役割も大きくなると思います。 東濃桧のような地域に根差した高品質で美しい天然木素材、その素材を活かして魅力的な木造建築を作る技術、その技術の証とした長い業歴・歴史が必須の条件になると思います。 そのように造られる100年住み継がれていく家は、欧米のような長寿命の循環型の社会資産としての不動産の役割と共に、長期にわたる二酸化炭素の固定化機能としての役割でカーボンニュートラルにも貢献するように思います。 先日、渡邊工務店で17年前に建築いただいたお客様からお手紙を頂きました。 訳あってご自宅を売却されるにあたって、下記のような内容のお礼のお手紙でした。 当時生まれたばかりのお子様は高校生となり、現在は中学生のお子様もいらっしゃるとのことです。 新築から17年間のこの家での暮らしが、ご家族としての青春の1ページに深く刻み込まれ、仲良く幸せに暮らせた家でしたとのお礼を頂いた次第です。 また新しいオーナー様は当初は建替え予定で、新しい家を建築するご予定でお客様の敷地をご購入されたそうですが、実際に渡邊工務店の建物を見て壊すには勿体ないと、そのまま住み続けて頂くことになったとお手紙でお知らせいただきました。 渡邊工務店として有難いお言葉とエピソードを頂き感謝の念に堪えません。 社内で共有し、これからも同じようなお話を頂けるように精進していく所存です。 社長の渡辺も、こつこつとプライドを持って技術を活かし真面目に長年やってきて良かったと、専属率100%の各職方にもこのお施主様のお言葉を伝えると、感激して申しておりました。 渡邊工務店で建築した木造建物が子々孫々に引き継がれるだけでなく、社会資本としてまだ見ぬ新しいオーナーへ引き継がれていき、持続可能な社会とカーボンニュートラルな世の中の実現にお役に立てるよう願っています。 外務省のJAPAN SDGs Action PlatformにてSDGsの説明や日本政府の取り組み、そして各団体の取り組み事例が紹介されています。 各団体の中の企業取り組み事例では、渡邊工務店の取り組み事例も紹介されていますので、外務省のJAPAN SDGs Action Platformと共にご覧いただければ幸いです。 紹介事例より抜粋 ■SDGsの取り組みについて詳しくはこちら ■森づくりの活動について詳しくはこちら ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.05.19 /
第73回:椅子
ニューノーマル(ニューノーマル:新しい常態)の世の中は自宅時間が増えるような気がします。 リモートワークや学校の授業など、ネット環境を利用して自宅でかなりの事を行うようになりました。 仕事帰りもどこにもよらず、家庭中心の世の中に代わっていくように思います。 普段、日常生活でよく使う椅子に注目してみたいと思います。 私は20代の頃、ある住宅展示場にあったマッキントッシュのハイバックチェア(ハイバックチェア:頭を支えることが出来るような、通常よりも背もたれが高い椅子)に魅せられてしまいました。 いつか、自分の家を建てたとき、どこかに置きたいとずっと思っていた椅子です。 この椅子は座るための椅子ではなく、寝室に置く観賞用の椅子として作成されたとのことです。 今、玄関ホールに置いていますが少し緊張感があって周りも小奇麗にしています。 こちらの椅子以外にも、デザイナーズのハイバックチェアは日常使いだけでなくデザイン性に優れている椅子が多いと思います。 自宅時間が長くなる時に暮らしを彩るアイテムの一つになってくれます。 オーダーメイドの椅子も捨てがたいところがあると思います。 渡邊工務店は東農桧や長良杉などの地産木材の注文住宅を通して地域に貢献していく所存ですが、同様に飛騨エリアにはオーダーメイドの確かな技術と業歴で60年、100年と使い続けて愛着を深めていくような家具を製造される木工屋さんが見受けられます。 オーダーメイドによる要望と、技術に裏打ちされた細工と天然木の手触りは格別で、使い込むほど暮らしに馴染んでいくようです。 自宅時間が暮らしの中心になるときにはこのような家具の役割は大きくなっていくと思います。 住宅も天然木の素材と技術と業歴に拘るなら、毎日座る椅子はなおさらのような気がします。 (オークヴィレッジの椅子) ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■天然木で建てる家について詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.05.10 /
第72回:ウッドショック
現在の住宅業界で喫緊(喫緊:さしせまって大切なこと)の課題は、これから大きな問題として表面化していくウッドショックについてどの様に対応するかです。 ウッドショックとは、この4月位から木材の市場が非常に逼迫(逼迫:追い詰められて、ゆとりがない状態)していて、価格が急騰していること、価格が高いだけでなく在庫が底をついていて木材そのものが現場に入らなくなり、建築工事が進められなくなることが現実となってまいりました。 ウッドショックの発生の要因は、コロナショックが起因しているように思われます。 日本の木材の多くが外国産の輸入材でロシア、アメリカやカナダの北米、東南アジアからの輸入に頼っていたのですが、今回のコロナ禍で製材関係の仕事や港湾荷役の仕事、コンテナ輸送船の運航が滞り木材在庫が減少した中で、コロナ対策としての財政支出によるアメリカと、コロナ封じ込めで経済回復にいち早く成功した中国の住宅市況が空前の回復を見せ、北米からの木材がアメリカ建材用に回って輸出が滞るとともに、買い負けで北欧、ロシア産(ホワイトウッド系)や特に北米産(米松等)は日本に入って来なくなりました。 それによる木材不足でコロナ禍に入ってから廃業した製材工場も多々発生しました。 今後ワクチンの普及とともに世界のコロナの状況は解決していくと思いますが、ウッドショックの度合いは更に深刻になる恐れがあると思います。 世界中の国々がコロナ対策で多くの財政支出と金融緩和を行っています。 特にアメリカの規模は突出しており、金利も低い水準で緩和マネーとして株式市場と同様に住宅市場は活況を呈しており、アメリカの住宅着工数も増えて2020年9月は141.5万件でしたが2021年3月は173.9万件と増加し、木材の価格も大幅に値上がりしています。 コロナを封じ込め、いち早く経済の復興に成功した中国も住宅需要が旺盛で木材の需要が多く、世界の木材市場で日本が買い負けることが多くなってきたようです。 中国はGNP(GNP:国民総生産)でアメリカに次いで第2位の規模になり、日本の3倍です。 日本においては世界の市場からの買付で、身近なマグロをはじめ様々なものを買い負けているケースが目立ちますが木材も同様に苦しい立場です。 こんな状況なので国産材に注目が行き、今まで品質が劣るホワイトウッド系の柱等を主に使用していたローコスト住宅系や建売(分譲)系の大手各企業が杉、桧の柱材を買い漁っていて同様に値上がりの傾向があります。 産業構造として今まで国産材を大切にせず、外国産材を中心にしていた住宅業界は急に国産材の仕入れを増やそうとしても、荒れた森林や廃れた林業や製材業は簡単には再構築できず、今後構造的に変えていくところがあるように思います。 本来の住宅産業は地域密着で、地域の森林で長年育った木材、東海エリアなら東農桧や長良杉をベースにして地域の大工や職人が手を掛けて地域の人たちに家を供給し、伐採した森を再度植林し代々育てていく、今後目指すべき持続可能な社会・産業の構造だと思います。 (渡邊工務店東農桧仕入れ先の東白川製材協同組合) 現在のウッドショックのような大きな経済の流れに抗うことは、渡邊工務店単体としては困難もありますが、森林の役割を大切にして、地域の森林で育った木材を直接育てた森林に係る人たちから買い付ける渡邊工務店のウッドショック耐性は、プレカット工場から仕入れた外材集成材の構造木材を、お客様の建築現場で初めて見るような工務店や住宅会社とは異なるように思います。 渡邊工務店は社歴114年、建物の60年長期保証システムを掲げて、末永いお客様とのお付き合いをお約束しています。 外国産材に頼らない国産材の天然木への拘りが、今回のウッドショックのような環境変化にも対応していくように思いました。 (東白川製材協同組合近傍の森で行われた渡邊工務店東農桧植林体験ツアー) しかしながら今回のウッドショックによる国産木材に対する見直しが本物であり、外国産材に頼らず国産材を大切にした日本の森林事業や国産材木造建築の隆盛(隆盛:栄えて盛んなこと)の端緒(端緒:物事が始まる糸口)になるようになればと期待しています。 今後目指すべき持続可能な社会・産業の構造というサスティナブルな地球環境の実現から考えれば、国産材の育成は、第49回のコラムでご紹介したウッドマイレージ(ウッドマイレージ:「木材輸送量×輸送距離」を環境負荷の数値として表し、環境についての課題を検討する値です。木材は生産・伐採地から建築地までの輸送に石油等の化石燃料を使用しているので、大気中に二酸化炭素等の温室効果ガスを排出しながら運ばれますが、運ばれる木材の量が多い程、運搬の距離が長い程、輸送の為の燃料の量は増大し環境に対する負荷は大きくなります。)の観点からも大切なことと思います。 ■渡辺工務店の60年長期保証システムについて詳しくはこちら ■SDGsの取り組みについて詳しくはこちら ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■森づくりの活動について詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.04.16 /
第71回:「全館空調・換気で快適クリーンな住まいをつくる」の講演を聴講して
全館空調・換気で快適、クリーンな住まいの室内は、土や有機肥料を使わず土に代わる特殊なセラミックに根を張らせ、水溶性の化学肥料で清浄野菜(清浄野菜:下肥(しもごえ)を使わず、化学肥料で栽培した野菜)の育成に適しています。 雑菌が繁殖することなく、無農薬で室内栽培の為、清潔で安心です。 食べる直前に収穫できるので新鮮です。 室内でハーブを育てる際に、照明の設置の仕方や場所を工夫すると、グリーンインテリアとしてもデザインできると思います。 4月3日・4日にグランドオープンしました「マッハ空間」-Cube-大府展示場の2階には、インテリアというよりもまだ野菜工場のようですが、そのような清浄野菜を育てているプランターを置いています。 まだ育て始めたばかりで、もう少しすると見栄えも良くなるように思います。 レモンバームやミント、バジルのハーブ系とリーフレタスを栽培しています。 こんもり青々と育つと、鑑賞にも食用にも貢献するように思います。 室内栽培のハーブを、朝起きたときに少し摘んでサラダとして料理に使い、朝食の彩にすると暮らしのシーンとしてお洒落な感じがするかもしれません。 室内清浄野菜を育てることと、全館空調のマッハシステムは相性が良くてこのような取り組みを始めました。 さて、最近の新型コロナウイルス感染症に伴う社会情勢において、室内換気の重要性が考えられる中、当社技術顧問の東京大学名誉教授の坂本雄三工学博士より、当社公式ユーチューブにおいて「全館空調・換気で快適クリーンな住まいをつくる」をテーマにおよそ1時間の講演をいただきました。 こちらをクリックして講演をご視聴ください。 👉 「坂本雄三先生講演全編」 また、全編の講演内容を4つのテーマに分け。当社公式ユーチューブにおいてご視聴いただけるようにいたしました。 私の感じた聴講ポイントも添えましたので、併せてご視聴いただければ幸いに存じます。 1.換気の重要性 👉 換気の重要性 <私が感じた聴講ポイント> 換気の重要性がコロナ禍で再認識され、三密を避けることが重視されるようになりました。 そこで、それ自体は無害なCO2濃度から人間の呼気を測り換気量を考え、新型コロナウイルス感染症の拡散を推定し、新型コロナウイルスを希釈して感染リスクの低減を図ることを考えます。 2.空気清浄機と全熱交換換気の効果 👉 空気清浄機と全熱交換換気の効果 <私が感じた聴講ポイント> 空気清浄機が空気をきれいにするには、4つの方法がありますが、どれもファンで室内空気を集め浄化する過程は同じとのことです。 集塵するサイズはスギ花粉から飛沫核(飛沫核:咳やくしゃみ、会話によって飛び散ったしぶきが乾燥し、直径5μm未満になったもの)、ウイルスまで様々であるが空気清浄機の清浄効果は集塵効率より風量に大きく影響されます。 換気風量が大きくなると建物の省エネ効果が下がりますが、全熱交換換気により省エネと換気の両立が可能であり快適な住まいは、そのような対策を立てたいです。 3.グリーン成長戦略、グリーンイノベーション行政施策 👉 グリーン成長戦略、グリーンイノベーション行政施策 <私が感じた聴講ポイント> 菅総理は所信表明により2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにし、日本の脱炭素社会実現を世界に発信されました。 またパリ協定ではCO2削減率を2030年に2013年比日本全体で26%削減目標としていますが、住宅・建築の民生部門はその中でも特に厳しく50%削減となっています。 このようなことから、住宅の省エネ基準は今後益々厳しくなっていくと考えられます。 そのような、脱炭素時代の住宅・建築のイノベーションは省エネルギー・創エネルギー・長寿命住宅・材料、工法の省CO2と木造化などの4要素の分野に大きな革新が求められるとのことです。 4.大風量小温度差全館空調マッハシステムの特徴 👉大風量小温度差全館空調マッハシステムの特長 <私が感じた聴講ポイント> アフターコロナの新しい生活様式や来るべき脱炭素社会は、住宅の全館空調時代が到来しました。 様々な全館空調システムを比較する中で、大風量小温度差システムのマッハシステムが優れているところを、マッハシステムの設計方針と目的そして数値目安から考察しました。 特に大風量全館空調の空気循環が、建物の隅々までの空気清浄を実現し空気清浄機と加湿器機能を付加することにより、建物内において①温度②湿度③換気損失の回収④粉塵や臭い⑤ウィルス濃度の希釈という5つの空気環境をコントロール下に置くことが重要と感じました。 私が感じたところは、東京大学名誉教授の坂本雄三工学博士の学術的なお話でしたので難しいところもありましたが、アフターコロナやニューノーマルの暮らし、そして今後の脱炭素社会に大切なテーマなので何度か見返して理解に努めました。 皆様のご参考になれば有難く存じます。 ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.04.01 /
第70回:空気がうまい。
先日、近くの桜公園へ行ってきました。 桜はまだ満開でなく、平日の早朝なので、ひと気も無く、ひんやりとして空気を美味しく感じました。 (早朝に散歩した桜公園) 普段そんな風に思わない公園なのに、咲き始めの桜や早朝という誰もいない時間、少しひんやりとして静寂で凛とした空間にいると「空気がうまいな」と感じたのかなと思いました。 美味しい空気はどんな空気なのかを考えるきっかけになりました。 美味しい水は飲む機会がありますが、科学的に作成した無機質の蒸留水や純水に比べれば、本来は不純物であるはずのミネラルを含んだ天然水を美味しく感じます。 日本の水道水も本来は美味しいようで、東京都水道局のペットボトル「東京水」は、隠れた東京みやげとして有名です。 同じ水でもブランドが付くと感じ方も変わりますね。 「六甲のおいしい水」とか、フランス産の天然炭酸水の「ペリエ」なども食生活を豊かにしてくれてます。 ブランドの力を借りなくても、グラスの選択やテーブルや椅子の設え、インテリアや照明によって、そこで頂くミネラルウォーターも美味しく感じるようになるかもしれません。 以前、上高地に行ったとき高原の朝の空気は違うように感じたことも同様の要素があるのかもしれません。 このことは家の中で「空気がうまい」と感じる環境を作ることのヒントになると思います。 もともと水にしても、空気にしても、本来は無機質なものですが、微かに潜む他で出せない要素によって、計算できない美味しさの評価が生まれるように思います。 美味しさの評価は、感情の評価が加算されて大きくなるように思います。 日本家屋や和室が落ち着きを醸し出すポイントは、木視率45%という数値にあると言われています。 木視率とは室内を見渡した時、木が見える割合のことです。 そして、桧などの天然木はフィトンチッド(フィトンチッド:一般に、リフレッシュ効果などの森林浴効果をもたらす森林のかおりの事)をはじめとした様々な物質を香りとともに微かに放出しています。 森林浴が体に良いと言われていますが、天然木の木造建築だと日常生活の中で取り組めることとなりますね。 そして、その桧が東農桧ならブランドとしても品質としてもより心地良いように思います。 渡邊工務店は、次世代全館空調マッハシステムにより、人に優しく天然木にも優しい快適な室内空気環境を科学的に実現しています。 天然木による木造建築を大切にする渡邊工務店の「素材」「匠の技」「歴史」への拘りは、マッハシステムで実現された快適な室内空気を、暮らしの中で高原の空気のようにおいしく感じさせてくれると思います。 渡邊工務店のそれぞれの住宅展示場でご体感頂ければ幸いです。 ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.03.19 /
第69回:生産緑地2022年問題とクラインガルテン
住宅業界で2022年問題というと、来年の2022年に都市近郊の市街化区域にある生産緑地に指定されている農地が、指定期限を迎え、大量の農地が宅地として供給され地価の下落を引き起こすか否かという問題です。 「LIFULL HOME'S」HPより (生産緑地の指定解除をめぐる「2022年問題」はどうなるのか?) 現在の少子高齢化の日本と異なり、1970年代頃の高度成長期の日本は人口増の団塊の世代が台頭し、住宅不足が顕著になり地価が高騰し土地神話なる言葉も生まれました。 昨年の日本の出生数は、86万人でしたが、団塊の世代と言われる昭和22年~24年は年平均の出生数は267万人でした。 現在の3倍以上の出生数です。 現在75才前後の皆様で、高度成長を経て今の日本の礎を担ってきた方々です。 不足する宅地供給策と乱開発の防止策として、都市近郊の市街化区域の農地に宅地並み課税(宅地並み課税:農地の固定資産税の課税方法の一つ。将来宅地に転換されることが見込まれるため、今から宅地と同様の課税をしておこうとする方法。)を行うことにより宅地供給を推進するとともに、市街化区域の農地といえども30年間の営農(営農:農業をいとなむこと。)を条件に農地並みの課税を継続する制度を創設しました。 生産緑地法が引き起こす2022年問題は都市近郊の宅地供給増大による地価下落ですが、これから宅地を求め、家を建てる皆様には朗報になるかもしれませんね。 愛知県の平成29年の生産緑地は1110ヘクタール(333万坪)8210ヶ所です。(愛知県都市計画課より) 例えば、宅地開発による減歩5割(5割は道路・公園等の負担)とすると、正味の宅地分は166万坪になります。 そうすると、宅地1区画60坪としておよそ27600区画数の宅地が生まれます。 愛知県の年間分譲戸建数は、9000戸位なので3年分の分譲戸建の規模があります。 現在開発中や売出し中の比較的大きな分譲地は影響が出るかもしれません。 全ての生産緑地が宅地化しないとは思いますが、その割合は興味のあるところです。 その後、2022年以降も営農制度について10年の延長制度等が整備されたこともありますが、実際には兼業や小規模の農家の方も子々孫々、先祖伝来の土地を自分の代で手放したくない方も多く、さりとて従来型の農業そのものを運営することも負担であり悩みの種のようです。 その一つの解決策として、都市農地の貸借の円滑化に関する法律等で生産緑地のまま農地を市民農園等に貸し出すことや、農家レストランやカフェなどの農業に関する施設で町おこし的な事業が認められるようになってくるように思います。 渡邊工務店施工実績HPより そうなると2022年が問題ではなく、豊かな住環境やコミュニィーが創造されるという、幸せな暮らしへのターニングポイントになるような気がします。 ドイツ大使館公式 Twitterより 例えば、ドイツでクラインガルテンという有名な制度があります。 ドイツ語で「小さな庭」という意味です。 19世紀にドイツで開設された集団型・賃貸型の市民農園でドイツ人のシュレーバー医師が、産業革命による工業化・都市化に伴う劣悪な環境下に置かれた労働者や子供たちのために自然と触れ合う必要性を提唱したことから広まりました。 住民はクラインガルテン協会に登録して 、100坪程度の区画を借りて家庭菜園や花壇や芝生の庭としても利用されました。 畑とともに小屋が設置され、区画以外にはクラブハウスや一般に開放された公園・緑地広場や市民農園などの自主運営の管理組織がありました。 都市生活者のレクリエーション、高齢者のリハビリテーション、児童の食育や農作業体験学習などのための、農地の保全や公園の維持を通じて、家族の触れ合いや地域のコミュニティーの育成にも役立っているように思いました。 これから、日本は少子高齢化の成熟した時代を迎えます。 2022年の生産緑地の問題が、アフターコロナのニューノーマルにおいて、都市で暮らす人々の家族やコミュニティーを豊かにするきっかけとなってくれることを願います。 ドイツのクラインガルテンの仕組みや制度は良いお手本になるように思います。 そんな時は、カフェスタイル(コラム:カフェスタイル)の生活スタイルもいいと思います。 GardenStoryHPよりバードフィーダ こんな設えを「小さな庭」に施しても良いですね。 ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■最寄りの展示場について詳しくはこちら ■資料請求はこちら -
2021.03.08 /
第68回:数寄屋造りと新しい日本人の家
デザインというと「意匠」の意味に理解されることが多いと思いますが、本来的には、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することといわれています。 渡邊工務店HP施工実績より 例えば、権威を象徴させる為の建物のデザインは、お城や社殿のように装飾的なデザインになると思います。 室町時代に武士勢力が勢いを増すにつれ、建築では書院造が台頭してきました。書院造は、自らの権威を示したい武士達が競うように贅を凝らし、誰もが分かるような格式を表す様式を取り入れたことで、儀式の場へと変わっていきます。 主人の座る上段の間の隣に、2部屋も3部屋もつなげて造ることで、主人の権威を誇示しながら儀式も執り行なう様式へと変化していきました。 身分格差を表すために、上段の間と下段の間に段差を付け、框で仕切られるのが特徴です。 その段差は、格下の段に行くにしたがい、1段ずつ下がっていきます。 主人は、奥の床の間を背にして座り、また主人よりも格上の来客であれば、そこに来客が座ったとのことです。 天井もまた、垂れ壁や欄間で一線を画し、格差を表す様式が取り入れられていました。 武家社会の身分を厳格に区別する為のデザインが書院造であり、習俗として現代の和風建築に引き継がれてきたと思います。 渡邊工務店HP施工実績より 室町時代から織田信長や豊臣秀吉が活躍していた安土桃山時代になると、数寄屋造りの建物が生まれてきました。 商業の発展とともに商人たちも力を持つようになってきました。 そんな時代の流れの中で自由な発想を持ち、書院造のような格式や華美な装飾を嫌った数寄者といわれる自由人や茶人が生まれてきました。 現代ならユーチューブのインフルエンサーのような人達で、千利休はその代表になると思います。 当時の書院造のような格式のある技術様式にこだわらず、敢えて粗末な材料や素朴な丸太を好んで使い、軽妙でお洒落な茶室をはじめとした建物が数寄屋と称されたようです。 但しその後の技術や茶室の文化の深堀は目覚ましく、現代に至って本格数寄屋造りの建物は特別に高価で高度な技術の集積された高級建築となってしまいました。 そういえば本格的な茶室は、シンプルモダンの代表的デザインだと思います。 渡邊工務店HPより日本芸術院賞受賞 白鳥庭園、清羽亭の建築施工 現在の暮らし方の主流となってきた、シンプルモダンなライフスタイルも、他人の目を意識する権威や格式の時代から自分たちの暮らし方や生活のスタイルを大切にしたいというライフデザインの変化によって生まれてきたと思います。 そこは数寄屋造りの原点の数寄屋の心と相通じるところがあると思います。 書院造のアンチテーゼとして生まれた数寄屋ですが、数寄屋造りの原点回帰として、現在のシンプルモダンなライフデザインと、本来の数寄屋の心が結び付いたシンプル和モダンな住宅が、新しい日本人の家として受け入れられていけばと思います。 不易流行を大切にする渡邊工務店は、数寄屋の心を持ったシンプル和モダンの住宅を、若い世代からアクティブシニアのお客様まで喜んでいただけるようお届けしていく所存です。 ■施工実績について詳しくはこちら ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら -
2021.02.22 /
第67回:他にもあるワタナベビレッジ的スポット
2月13日(土)、14日(日)のワタナベビレッジ内、「天然木のショールーム」グランドオープンには、両日で68組のご家族様にご見学を頂き誠にありがとうございました。 今後も予約制による見学会を定期的に開催していきますので、こちらのイベント情報をチェックして頂き、是非一度ご見学頂ければと存じます。 また、こちらからご予約頂ければ、ご都合の良い日時での見学も可能です。 14日のグランドオープン日に天然木の銘木館からショールーム館を覗いたところです。 暖かな日に恵まれ、お客様もゆっくりとご見学頂くことができたと思います。 今回のコラムでは、オープン致しましたワタナベビレッジの外にある、三つのワタナベビレッジ的スポットをご紹介します。 ワタナベビレッジを通じて皆様にお伝えしたい渡邊工務店の住宅の造り手としての想いと同様の価値観があると思います。 まず、一つ目のご紹介は、渡邊工務店本社玄関吹き抜けロビーにある長良杉の丸太柱です。 本社屋上三角ガラスルーフに届く位あり、およそ10mで3階建ての高さです。 存在感があり地元東海エリアの天然木を大切にしたい渡邊工務店の象徴です。 二つ目のご紹介は、北欧で昔から有名な草屋根の平屋です。 天然素材で作るパッシブエコの象徴として北欧で大切にされています。 天然木に対する拘りや、全館空調マッハシステムに取り組む渡邊工務店の考え方とも通じるところがあると思います。 木創庵と名付けられ、お客様とのお打ち合わせの施設です。 夏場は下の写真のような草原の感じで、後ろに見えるのは渡邊工務店の本社です。 奥に見える本社屋上三角ガラスルーフの真下に先ほどの長良杉の丸太柱があります。 三つ目のご紹介は、木創庵の奥にある木材の品質管理や番付作業を行う木材センターです。 天然木の品質と匠の技へのこだわりが、このような自社施設の運営に結び付いています。 愛知県下、自社でこのような施設を備えているところは数少ないと思います。 お客様の家造りに貢献する渡邊工務店の想いを、ワタナベビレッジのご見学を通じてご体感頂ければ幸いです。 ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■ワタナベビレッジについて詳しくはこちら ■徹底した木材管理について詳しくはこちら -
2021.01.27 /
第66回:ウェルネスバレーとウッドビレッジ
○○バレーというとカリフォルニアのシリコンバレーを思い浮かべますね。 愛知県大府市にも専門家の間では世界から注目されるウェルネスバレーがあります。 現在、渡邊工務店が新モデルハウスを建築中の健康木の住まい「ウッドビレッジ」という木造住宅専門住宅展示場は、そのウェルネスバレーの一角にあります。 新モデルハウスは4月3日(土)・4日(日)にグランドオープンを予定しています。その折には平屋も含めてテイストの異なる3棟のモデルハウスが体感できます。 “健康木の住まい”を掲げるウッドビレッジ住宅展示場は、後述するウェルネスバレー構想と通じるところがあり、「ウッドビレッジ」内の渡邊工務店3棟モデルハウスの天然木の素材や次世代全館空調マッハシステムに対する拘りも同様の想いがあると思います。 上記、ウェルネスバレーのご案内へのリンク このウェルネスバレーエリアは行政、研究機関、産業界が連携しウェルネスバレー推進協議会を中心に、健康づくり、医療、福祉、農と食、新産業育成など様々な分野において、ウェルネスバレー構想に沿った先駆的な取組を推進するとともに、積極的な情報発信に努めているところです。 ウェルネスバレー関連機関・案内モデルコースのご紹介へのリンク (健康木の住まいウッドビレッジ住宅総合展示場も関連施設の案内に含まれています。) 世界に先駆けて「超高齢社会」に突入した我が国においては、幼少期から壮年期、高齢期に至るまで、誰もが心身ともに健康で、幸せに、社会と関わりを持ちながら生きていける社会の実現が課題となっています。 ウェルネスバレー構想とは、世界に先駆けて「超高齢社会」に突入した我が国において「ここに生まれてきてよかった」「ここで暮らしてきて幸せだった」と思える社会の実現を目指すとのことです。 ウェルネスバレーの詳しいご案内、ご紹介は上記リンクよりご参照をお願い致します。 尚、「ウッドビレッジ」に隣接している、「JA あぐり タウンげんきの里」では、温泉施設やレストラン、農家直売ファーマーズマーケット等があります。 「ウッドビレッジ」の道路を挟んで向かいには「子どもの森」、「さんさん広場」、「大芝生広場」等の施設のある「愛知健康の森公園」があるのでご家族で終日過ごすことができると思います。 新型コロナウイルス感染症の感染状況はまだまだ予断を許さないですが、春が近くなるとともに世の中が落ちついていくことを期待しています。 その折には「ウッドビレッジ」にご来場頂き、渡邊工務店の新モデルハウスを体感頂ければ嬉しく存じます。 また、ウェルネスバレーエリアのいろいろな施設で楽しく過ごして頂けば幸いです。 ■渡邊工務店の家造りについて詳しくはこちら ■エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら ■「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場について詳しくはこちら ■「天然木の家・我が家の発電所」大府展示場について詳しくはこちら