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2017.12.26 /
第7回:カフェスタイル
皆様、これから年越しのご準備に忙しくなりますね。 お正月はご自宅で里帰りのご家族をお迎えしたり、帰省で故郷のお雑煮を食べたり、 それぞれおもてなしの心溢れる家族団らんのシーンが多くみられます。 渡邊工務店の展示場は新春2日よりおもてなしの心で皆様のご来場をお待ちしています。 最近お客様からカフェスタイルの暮らしを実現したいというお話をよくお聞きします。 カフェスタイルがおもてなしの心溢れる暮らしのことなら、本格木造建築の古の暮らしの中にもカフェスタイルの設えが多くみられます。 例えば本格木造建築で見られる囲炉裏はジャパニーズスタイルのカフェスタイルですね。 かつて囲炉裏は暖房、調理、照明など様々な機能があり、多くの人達が集い歓談し家族や近隣とのコミュニケーションの場になっていました。 そんな囲炉裏を囲むスペースは、お客人をお迎えするにも最適な場所だったと思います。 現代では意匠的な楽しさとコミュニケーションの意味合いが大切にされて、オシャレな囲炉裏を設えるケースも見受けられるようです。 先日社内研修会でパナソニックの方より、囲炉裏のコンセプトを活かした新商品のキッチンいろりダイニングの説明を受けました。「モノからコト」へのカフェスタイルの暮らしを、いろりを通じてモダンに考えられて設計されていたように思いました。大手の設備メーカーも暮らし方について様々な視点から検討をされているようです。 渡邊工務店の家造りにおいても、天然木や匠の技、数寄屋の心を大切にしながらも、カフェスタイルのような心躍るライフスタイルを実現する設計に通じるものを感じました。 家族団らんの囲炉裏と自在鉤のある家☚ここをクリック (渡邊工務店施工事例より) 渡邊工務店は街角のカフェのようなモダンスタイルから和風の趣まで、様々なカフェスタイルに対応していますので、施工事例でお気に入りが見つかれば嬉しく思います。 あらためてカフェスタイルが好まれる背景について考えてみました。 カフェスタイルが好まれる背景 お客様とカフェスタイルのプランのお話をしていると、こんな話が良く出ます。 お客様が訪れて印象深かったところ、たとえばどこかの街角のカフェやレストラン、以前に訪れた伊勢志摩のリゾートホテルで静かに読書をして過ごしたラウンジの思い出。 (ばさら邸) などなど・・・ご友人のご新居訪問も含めて共通するのは、ゲストをお招きするおもてなしの心が空間設計にあふれていたことです。 かつて感じたゲストとしての満足感を、今度はオーナーとして我が家を訪れるゲストに感じて欲しいとの想いが、カフェスタイルに憧れる背景なのかなと思いました。 そんな「おもてなしの心」をインテリアや小物、家具、設備、照明で具体的に表現することがカフェスタイルの暮らしを実現する設計ポイントかなと思います。 おもてなしの心は、ゲストをどうやってお招きしたいかという、オーナーの気持ちや接遇、対応から出てくるものだと思うので、これといった決まりはないと思います。 インテリア雑誌から抜け出たような、奇麗な設えだけではないように思います。 そうするとおもてなしの心に満ちたカフェスタイルの暮らしのある家は、家族にとっては帰りたくなる家であり、ゲストには癒される素敵な空間に感じられるのかなと思います。 ジャズで有名なユードビーソーナイストゥカムホームトゥの歌詞のような感じですね。 「あなたの待つ家に帰れたらなんて素敵だろう」という、我が家より遠く離れた戦場の夫もしくは恋人からの想いを込めた歌のようですが、現代でも単身赴任や仕事で遅くまで働いている人達には、切ない共感を覚えると思います。 私は今も昔も単身赴任が多かったので身に染みる曲です。 何十年も前にある大手住宅メーカーのTVCMソングで流れていて、いい曲だなとレコードを買ってしまいました。 今でもヘレンメリルで聴いたり、お酒を飲むと自分でも歌ったりしています。 カフェスタイルの暮らしに愛着を持たれた、あるオーナーのお話をご紹介いたします。 かなり昔の話です。 おもてなしの心を人間だけでなく、庭に訪れる野鳥のために「バードフィーダー」を設置し、庭に集う蝶やミツバチのために花の咲く草花や樹木を育てられていました。 訪れるそれぞれのゲストも満足ですね。 それよりも、そんな環境で育まれる、お子様達の姿が愛おしく感じました。 (バードフィーダー参考事例) 皆様の「おもてなしの心」に満ちた カフェスタイルの暮らしの実現にお役に立てれば幸いです。