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2018.06.12 /
第17回:数寄屋の心とシンプルモダン
弊社施工の数寄屋造りの本格木造住宅は、伝統的なルールや素材、技能を駆使して趣のある佇まいを醸し出しています。 茶室を始めとした数寄屋造の建物に共通する「数寄屋の心」は、現代的なシンプルモダンの住宅造りに通じるところもあるように思われ、現代洋風の建物にも数寄屋の心が息づくような弊社の建物も、ホームページの施工事例集や現場見学会を通じて体感頂ければ嬉しく思います。 数寄屋造りの建物が生まれた時期は江戸時代の前の安土桃山時代で織田信長や豊臣秀吉が活躍していた頃といわれています。 当時は武士の時代で、身分の序列や格式を重んじる書院造りが時代に相応しい建物でした。 しかしながら商業の発展とともに、商人たちも力を持つようになってきました。 そんな時代の流れの中で、自由な発想を持ち格式や華美な装飾を嫌った数寄者といわれる自由人や茶人が生まれてきました。 当時の技術様式にこだわらず、粗末な材料や素朴な丸太を好んで使い、軽妙でオシャレな茶室をはじめとした建物が数寄屋と称されたようです。 木舞天井を見るとそんな感じがしますね。 但し、その後の技術や茶室の文化の深堀りは目覚ましく、現代に至って本格数寄屋造りの建物は特別に高価で高度な技術の集積された高級建築とされています。 そういえば本格的な茶室は、究極のミニマルモダンだと思います。 弊社の建物は規格住宅から本格数寄屋造りの茶室に至るまで、「数寄屋の心」は脈々と引き継がれています。 シンプルモダンも他人の目を意識する権威や格式の時代から、自分たちの暮らし方や生活のスタイルを大切にしたいというデザインの変化から生まれてきたと思います。 是非弊社のシンプルモダンの建物の中に「数寄屋の心」を体感頂ければ幸いです。 弊社施工建物で「数寄屋の心」を感じてみよう。 事例1.本格数寄屋建築 日本芸術院賞受賞 白鳥庭園、清羽亭の建築施工(弊社施工の茶室)の詳しい内容 【日本芸術院賞受賞設計者中村昌生氏プロフィール】 京都工芸繊維大学名誉教授、福井工業大学名誉教授、京都伝統建築技術協会理事長歴任。 多年にわたり史料研究と創作を通じ「日本建築の伝統」を追究。桂離宮整備懇談会委員、文化財保護審議会専門委員、茶の湯文化学会会長、池坊文化学院長を歴任。 千利休をはじめ有力な茶匠たちがどのように茶室の創作に関わってきたかを、彼らの作風を通じて研究。それが和風建築の形成を推進してきたことを重視しながら、多様な近代和風住宅へ調査研究を進められた。 事例2.これからお引渡しのモダンな外観の建物 現場見学会でシンプルモダンの「数寄屋の心」を体感しよう。 6月23日(土)~24日(日)の完成現場見学会(飛島村)の詳しい内容 7月7日(土)~8日(日)の完成現場見学会(緑区)の詳しい内容 施工実績 白鳥庭園「清羽亭」についてはこちら 完成現場見学会 6/23(土)~24(日)(飛島村)について詳しい情報はこちら 完成現場見学会7/7(土)~8(日)(緑区)について詳しい情報はこちら