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2018.04.11 /
第15回:春日井モデルハウスでライブコンサートを聴きました
先日、春日井展示場オープン記念のライブコンサートをモデルハウスのリビングで行いました。 (展示場紹介動画の中でライブコンサートの模様が少しご覧いただけます。) コンサート直前の春日井モデルハウスリビング情景。 天然木の建物は、フルートやバイオリンそしてピアノの奏でる本物の音と相性が良くて素敵なコンサートでした。 もちろん、Trio Luce(トリオ・ルーチェ)さんの演奏が本物であったことを忘れてはならないと思います。 実は、私はジャズを聴くのが好きです。 とある機会に、ある奏者から本物の音と本当の音を両方楽しむことを教えて頂きました。 ジャズの演奏者は曲の演奏を通じて、自分自身の本当の音を探しているという話を聞いて、とても印象深く共感したことがありました。 ”本当の音”は、”本物の音”とはニュアンスが少し違っていて、それぞれの演奏者が独自に追求されるその人独自の人生の音のように伺いました。 私は音楽家ではないですが、自分自身の仕事や人生において、同じように本当の何かを見つけたいという想いにかられ、それからは一層ジャズのライブを聴くことが好きになっていきました。 私の好きな街、神戸の三宮はジャズの街としても有名で、何軒もライブバーがあり、夜になると色んなお店でジャズのライブ演奏を聴くことができます。 お酒を飲みながら聴く機会が多く、バーの雰囲気もあって情緒深くなってしまいます。 スタンダードとして昔から有名なジャズの曲も、演奏者や楽器、その日の天気や気分が異なると、曲の印象が全く違います。 また、同じ演奏者でも演奏する年代によって全く印象が異なることも多いです。 実はそのことは聴く側にも当てはまって、嬉しいことがあった時、挫折や苦労に直面した時、同じ曲なのに語り掛けて来る印象が異なります。 今までの経験も光の当て方で異なるように見えて、ハットしたりします。 そして苦労や挫折、廻り道も懐かしい思い出として優しくよみがえったりします。 今回はトリオルーチェさんによるクラシックのライブコンサートでしたが、ライブの迫力は変わらず、よく知っている曲もモデルハウスで聴くと印象が変わりました。 音楽のジャンルは異なりますが、同じようなことがあるのかなと思いました。 これからはクラシックのコンサートにも行ってみようかなと思っています。 渡邊工務店では、鳴海ハウジングセンターに新住宅展示場をゴールデンウィークにオープン致します。(4/28(土)オープン予定) そのオープン記念として、5月20日(日曜日)PM2:00~2:30にTrio Luce(トリオ・ルーチェ)さんに新展示場でのライブコンサートをお願いしています。 ライブ演奏を天然木のリビングで聴いていただければ嬉しく思います。 皆様のご来場をスタッフ一同心よりお待ちしております。 家づくりにも本物の家と共に、住む人それぞれの本当に家があるかもしれませんね。 ●鳴海展示場「天然木の家・快適エコライフ」についてはこちら ●春日井展示場「天然木の家・快適エコライフ」紹介映像についてはこちら ●東海地方を中心に演奏活動で活躍されているTrio Luce(トリオ・ルーチェ)さんについてはこちら -
2018.04.02 /
第14回:家相・方位・鬼門について
方位をかなり気にされるお客様がいらして、今住んでいるアパートから辰巳の方向でないといけないのですが、ぴったりの土地が方位から外れているのでどうしたらいいかなとのご質問を受けました。 このこと以外にも家相や、特に鬼門について同じように相談されることがありましたので少しまとめてみました。 古来、中国にしても日本にしても国を治める最重要課題は、戦争・農業・治水でした。 対策は、気候・自然、地理を良く知り、他国やライバルに先んじて対策を講じること。 よって、時の皇帝や、王などの権力者の直近にはかならず気候・自然、地理を良く知るものを置きました。 日本では陰陽師の阿部晴明が有名です。 かつて映画で公開されていた「レッドクリフ」三国志の赤壁の戦いですが、ここに出てくる有名な諸葛孔明も同様です。 赤壁の戦いでは20万の曹操軍に対し劉備・孫権軍5万が諸葛孔明の火計で大勝しました。 圧倒的な水軍兵力をベースに、船と船をつなぎ合わせて水上の要塞を形成した曹操軍の唯一の警戒は、火責めによる木造船の炎上でしたが、その時期は曹操軍が風上で、風下になる東風の風は吹かないはずでした。 しかし諸葛孔明は、ある条件が微妙に重なると東風の風が吹く事を地元の農民より知りえていたので、毎日東風の風が吹く呪術の儀式を行い、その気象条件が重なった時、火責めに出たのです。 周りの人達は天を操る超能力者に見えたと思います。 しかし、諸葛孔明には予め分かっていた事だったのですね。 当時の庶民の常識では解明できない事を鬼や妖怪の仕業とし、それらの事に対し当時の科学技術を駆使した対応策が方位でした。 その技術は権力者の側近の陰陽師や呪術者や宗教家や学者の固有のものであったので、周りのものから見れば神秘的であったと思います。 次第に庶民の生活の中にその神秘的な様式が引用され、習俗として定着していきました。 習わしや儀式として定着してしまったところが、現代の科学の時代でも方位や家相や鬼門にこだわる人達が大勢いることとなった要因だと思います。 数々の難問を解決する阿部晴明や諸葛孔明のやっているようなことを、同じように庶民でも取り組めば、自分の問題も解決し、そのよりどころの方位学や家相・気学・占星術・風水を信奉してしまう事は無理からぬ事です。 但し、元々国政レベルの国の存亡をかけた技術と、普段の生活ではあまりにも次元が異なるので、普段の日常の生活レベルでは不便を感じますね。 そんなところから、平安時代では「方位違え」といって目的地方位が凶方になるなら、まず別のところにいって目的地を吉方にしてから移動したり、方位違神社(大阪の堺市にある由緒ある神社)にお参りして吉方にするように工夫していました。 私達も庶民のレベルでは戦争するわけでもないし、鬼門の方位から敵が攻めてくるわけでもないので、暮らし易い土地や間取りを優先し、儀式や習俗として気になるところは先人に習って「方位違え」や方位違神社で御祓いをして安心する方が、合理的であると思います。 このあたりは平安時代の古人の生活習慣に見習っても良いのではないでしょうか。 【鬼門の起源】 鬼門という言葉はよく耳にします。 鬼門という文字だけ見れば鬼の門、鬼の出入りする門、というイメージです。 家相は、中国の陰陽五行説から生まれ、日本に伝わり、日本の陰陽道の中で家相学として発展をとげました。 何故、北東方位が鬼門なのか。 調べてみれば諸説有りますが、一番有力な説が匈奴説でしょう。 匈奴とは、紀元前3〜5世紀のころ今のモンゴル高原の地域で栄えた騎馬民族です。 この民族は騎馬戦術(当時の戦争のハイテク技術)にすぐれ、とにかく強い。 とても当時の中国人の敵では無かったのです。 時の中国皇帝であった秦の始皇帝はこの民族をとても恐れ、鬼門方位に万里の長城の建設にとりかかったほどです。 この民族が北東(鬼門)の方角から強弓を駆使して、騎馬で疾風のごとく攻めてきたのです。それは鬼と恐れる気持ちも解ります。 そんな敵が攻めてくる方角に玄関を作るわけにはいきませんね。 日本の家相でもこの北東の鬼門方角は忌み嫌います。 そうして日本に伝来した忌み嫌われる鬼門ですが、奈良時代に時の朝廷が吉凶を判断する際に用いられ始めた風水は、朝廷を起点として北東と南西に細長く伸びる日本列島の形状と、中国から伝来した鬼門の戒めと合致し、重用され始めました。 日本では何故「鬼門、裏鬼門」が風水の中でも特に重きを置かれるのか、それは大和朝廷が起こって700年間の列島制圧の歴史、戦いの歴史がまさに北東(鬼門)の夷狄と南西(裏鬼門)の夷狄を熊襲や土蜘蛛と称して恐れ戦った過去の歴史が、鬼門の思想とマッチしたからだという考え方もあります。 -
2018.03.15 /
第13回:【時が味方する家】を建てよう。
家は建てた時から朽ちてゆき、価値が減ってゆくと考えていませんか? 111年の業歴の渡邊工務店がこれからの100年を見据えて【時が味方する家】を考えてみました。 多くの住宅メーカーは家の寿命やメンテナンスに最新のテクノロジーや高価な材料をつかって長寿命をアピールしています。 日本の家は、諸外国に比べて家の寿命が短いという話もよく聞きます。 しかし、欧米の70年以上経っている住宅は、最新のテクノロジーや住宅メーカーの推奨部材で作られた家ではありません。 それでも素敵な家が多いですね。 写真だけでなく海外旅行で本物を目にすると尚更、魅入ってしまいます。 ドイツでもイタリアでも、地域に根ざす工務店によって建てられた家がほとんどです。 そもそも、現在でも、日本のような量産プレハブ工業化住宅メーカーはありません。 それでは、どこが日本の家と違うのでしょうか? それは、長く住み継がれている家は【時が味方する家】だからだと思います。 年月を経るごとに、風合いや佇まいが醸しだされるような家です。 そんな住宅を渡邊工務店の施工実績でご紹介させて頂いています。 渡邊工務店では数寄屋現代住宅をテーマにこんな住宅もご紹介しています。 また、渡邊工務店の自社専属の大工で施工し、平成3年開園でもうすぐ築30年を迎えようとする白鳥庭園「清羽亭」 これから何十年も引き継がれてゆくと思います。 皆様の住宅も渡邊工務店自社専属の大工と天然木で施工させて頂ければ幸いに存じます。 天然木で造られた昔ながらの街並みは、心を込めた手入れと共に長く住み継がれ、所によっては町の文化遺産になっているところもあります。 身近なところでも地域の拠り所となっている神社仏閣や古い町並みにある商家や本家など、古くなっても趣のある佇まいの建物が良く見かけられます。 いずれも100年以上の歴史があると思います。 建物その物の耐久性ももちろんですが、天然木の素材や建物その物の風合いも含めて長きに渡って維持管理したくなるような本物の建物であることの方が重要だと思います。 そう考えると渡邊工務店も社歴を超えて100年以上愛される建物を造り続けていきたいと思います。 また、家の中のインテリアも自分たちで選んだ小物やカーテン照明で設え、ライフイベントの家族の写真やお気に入りの絵画などで飾り付けられています。 アンティークの家具も揃えてみたいですね。 お気に入りのインテリアや、日々の暮らしの思い出が詰まった家具が揃えてある家は長く暮らすほど愛着が増します。 もうひとつ「時を味方」につけましたね。 住宅の基本性能は、公的制度として200年住宅を目指して創設された長期優良住宅に該当する性能で充分ではないでしょうか。 政府公認の「時が味方する家」ができると思います。 制度の概要や趣旨をWEBで確かめてみてください。 きっとご納得されると思います。 渡邊工務店は物の基本性能や先進システムについてもキチンと取り組んでいます。 天然木の家と相性のいい大風量・無輻射熱・小温度差システムの次世代全館空調のマッハシステム(国土交通省の住宅・建築関連先導技術開発助成事業に採択された特許工法)を推進しています。 その他にも【時が味方する家】に大きく影響するのが外構造園です。 樹木を植え、ガーデニングで緑豊かな庭や玄関アプローチを作っていくといいですね。 植栽は植えた時から成長し、常に瑞々しいので年月が経つ程価値が上がります。 植栽をとりかかる時に幼年木を家族で植え、ガーデニングも自分たちで行うと、費用もかからず植栽が成長し、ガーデニングも整えられる時間そのものが家族の大切な思い出となると思います。 渡邊工務店で【時が味方する家】をご検討いただくと有難く存じます。 次世代全館空調のマッハシステムについてはこちら 施工実績「白鳥庭園 清羽亭」はこちら 施工実績「数寄屋現代住宅 知立市S様邸」はこちら -
2018.03.05 /
第12回:春を感じたらモネの絵を飾ります。
もう少しすると春の兆しが感じられるようになりますね。 ところで、私の好きな画家はクロード・モネです。 絵そのものが好きなこと、モネの絵がリビングや寝室のインテリアとして映えると思うこと、最後にモネの妻のカミーユとのストーリーが好きなことが理由です。 絵画の知識は全くの素人なのであてになりませんが、モネのような印象派の画家の展覧会や、特にモネの絵画展があるときは見に行くようにしています。 「印象派」はモチーフそのものを写実的に描写するのではなく、その時の光や空気感などを、感じたままに表現することを大切にしています。 形よりも印象を描いた絵画だと言えます。 風景や人物さえも光と色の描写の為のようであり色彩が素晴らしく、ここがリビングや寝室のインテリアとしてもしっくりする理由かなと思います。 有名なところでは「日傘の女」です。 「日傘の女」は春を感じたら飾りたくなるような絵画です。 この絵は顔に筆がはいっていなくて風景と人物を融合させた作品ともいわれていますが、実はこの絵が描かれる前に妻カミーユを亡くしています。 カミーユは次男を産んだ後、産後の肥立ちが悪く、若くして亡くなってしまいました。 死にゆく時にカミーユの顔が死相となり、刻々変わってゆく肌の色に思わず筆を取ってその顔を描いてしまったことは、色彩と光の天才画家のモネのエピソードとして有名です。 そんな事情を知っていては、その絵を見ると切なくてあまり好きにはなれません。 死にゆくカミーユの顔を描いた後、モネは人の顔の造型を描けなくなったともいわれています。 こちらの「日傘の女」もそうなのかもしれません。 「ラ・ジャポネーズ」 こちらは私の一番好きなカミーユの絵です。 楽しそうですね。 モネは日本が大好きだったようで、カミーユに着物を着せてこんなお茶目な絵も描いていました。 実はこの「ラ・ジャポネーズ」 以前に渡邊工務店名古屋支店よりほど近い、金山のボストン美術館に初来日をしたので本物を見てきました。 2メートル以上の高さのある大作で、カミーユは等身大でした。 いつも本やポスターで見ていたので、存在感に圧倒されました。 そんな思い入れもあり、こちらの絵の小さなレプリカを部屋に飾っています。 皆さんも、なにか思い入れのあるモノを部屋に飾ってみませんか? 生活を彩るインテリアにストーリーがあると思い入れもひとしおです。 カーテンやクロスがそれらを引き立たせるような設えができるといいですね。 ところで、 絵をリビングに飾る時、室内の設えはシンプルな方がバランスは良くなると思います。 この度新しくオープンした春日井モデルハウスの2階の打ち合わせコーナーには、渡邊工務店で施工させていただいた白鳥庭園の清羽亭の大きな写真を額に入れて飾っています。 デザイン博のときに建てさせていただいた日本芸術院賞受賞の数寄屋の本格日本建築で、渡邊工務店の技能の誇りでもあります。 一般の家庭ではここにお気に入りの絵を飾ることになるのでしょうか? 絵画を飾らなくても、室内の設えは引き気味の方がいい雰囲気になります。 新居に引っ越して暮らしが始まると色々なモノが居室に入ってきますので、絵画を飾らなくても、室内の設えは引き気味の方がいい雰囲気になると思います。 折角の新居なのでギャラリーのような設えにして、カフェのように飾りたい写真や小物もあるかもしれません。 そんな風に考えるとリビングやダイニングのカーテンは、大きな絵画やタペストリーを飾るのと同じくらい室内の雰囲気を醸し出すのに重要になると思います。 実はここが一番インテリアコーディネーターの腕の見せ所でもあり、クロスの柄や種類、建具や家具、照明機器や他のインテリア小物とのバランスを見ながら、カーテンの寸法や意匠、素材の質感を考えながら提案させていただきます。 2階の個室は出来合いのカーテンでもよいかもしれませんが、リビングとダイニングだけは折角の上質なインテリア空間を作るためにもインテリアコーディネーターとプロのカーテン業者に任せることもいいのかなと思います。 こちらの写真は渡邊工務店提携カーテン業者の末吉さんからお借りした事例写真です。 クロスの柄や建具の設えはシンプルでモノトーンの方が、カーテンや絵画、照明器具や家具などのインテリアを引き立たせるような落ち着きがあっていいように思います。 弊社インテリアコーディネーターとインテリアやカーテンの打ち合わせが楽しくできればうれしく思います。 -
2018.02.20 /
第11回:植林バスツアーのご案内
渡邊工務店が4月8日(日曜日)に開催する「植林バスツアー」をご紹介します。 住宅建築に使われる木材の本当の姿を知るためのツアーです。 山の植林と伐採は、長い時と手間をかけて山の木を育て、長い時を経て育った木をもう一度生かすための仕事だと思います。 [caption id="attachment_3283" align="alignnone" width="450"] ※朝日選書262 日本人と木の文化(小原二郎著)より 「古材の強さ(ヒノキ)」を参考にして作成。強度は圧縮強度。[/caption] 渡邊工務店はそんな想いを共有しながら木を活かせる仕事をしています。 多くの木造住宅会社は、ほとんど外国産の木材を大量に仕入れるプレカット工場(木材店)に都度発注して、住宅の構造材としてカットされ建築現場に運ばれてきた構造材を組み立てるだけの仕事をすることが多いと思います。 予め材木をカットすることを専業にしている会社をプレカット工場と呼びます。 機械化され、生産管理システムを整備し工業製品を作るように材木をカットするので、数値上の品質は高く精度の高い構造材が造られます。 特に、木材を薄くスライスして接着剤で張り付ける集成材(エンジニアリングウッド)は木材で造られた工業製品です。 よってその品質規格はJIS(日本工業規格)で認定を受けています。 ちなみに渡邊工務店が使用する東濃桧の柱は東濃桧品質管理規定が厳格に定められ、適合検査に合格した東濃桧にはJASマーク(日本農林規格)が付与されます。 現在、食物(オーガニックや有機栽培、無農薬栽培、養殖、天然)や洋服(どこでどんな風に作られた生地なのか)など、原産地はどこか、どんな風に作られているのかに大きな興味や注目をもって購入する方が多くなってきたと思います。 人生で一番高価で代替の利かない住宅購入だからこそ、そんなこだわりを持ちたい皆さまにご参加いただきたい催しとしてご案内いたします。 それは、完成した柱を加工するプレカット工場の先を見に行き、木材がどんな思いで、どんな風に育てられ、木材がどのように選別されて加工され、私たちの現場に届くのかを遡るツアーです。 東濃桧を中心とする天然木と、神社仏閣や芸術院賞受賞の白鳥庭園「清羽亭」をはじめとする本格数寄屋造りの和風建築を、自社専属の棟梁、大工、職人で手掛ける施工技能、創業111年の業歴を支えている木材に対するこだわりを「植林バスツアー」を通じてご理解いただければ嬉しく思います。 造り手としての渡邊工務店 量産プレハブ会社は工場生産の構造部材が建築地に搬入され、地域ビルダーをはじめ多くの木造住宅会社は多くの外国産の木材を専門に加工するプレカット工場から構造材木材が建築地に直接搬入されます。 構造材は邸別に生産され、建築現場に組み立て易いよう順番に梱包されています。 木造といえども集成材(エンジニアリングウッド)は機械でミリ精度に切断され接着剤で重ね合わせて出荷します。 鉄やコンクリートならその通りだと思いますが、木材となるとどうでしょう。 本来在来木造建築は適材適所という言葉が木造建築から発生したように、木材が育った地域や木材の種類、そして木材を加工する部位により最も適した所で最も適した木材を使うようにして建築されてきました。 渡邊工務店は東濃で植林されている山に行き、木を選び製材している東濃エリアの製材協同組合から直接買い付けを行っています。 また、買い付けについても一般の住宅会社のようなプレカット工場とのやり取りのように邸別で行わず、年間の建築量をベースにして一括で相当量を購入し直接買い付けと大量買い付けのメリットをお客様の価格に反映させています。 邸別注文を行わないために木材を吟味し、木材を検査して入れ替え、適材適所の番付作業ができることになると思います。 プレカット工場から邸別パッケージで各建築現場に構造木材が搬入されるとそんな作業が施工業者として直接できないこととなり、渡邊工務店の考え方と異なることとなります。 [caption id="attachment_3285" align="alignnone" width="785"] 先日、東白川製材協同組合より頂いた東濃桧造りの感謝状です。[/caption] ぜひ、皆様にも東濃桧がどんなところで育っていて、育てている東白川村の人たちがどんな思いで育て、エリアの東濃桧の関係者が集まって作られた東白川製材協同組合で長年育てられた地元の桧がどんな風に加工されているのか現地・現物でご体感いただくことは、天然木の家に住もうかなと思っている皆様に貴重な経験を得て頂けると思います。 製材工場に行かれれば御理解いただけると思いますが、山から切り出した材木は無駄になるところがありません。 例えば、桧の皮もきれいに剥かれて処理されバルク材として堆肥や園芸に活用されています。 木材は樹木としてCO2の固定化や光合成による酸素の供給も含め、循環型の地球にやさしい資源だと思います。 そして、バスツアーの記念に東濃の山で植林の体験をしていただければ嬉しく思います。 何十年後大きく育った木を見に行くことを、世代を超えて楽しんでいただければ嬉しく思います。 [caption id="attachment_3286" align="alignnone" width="454"] 植林風景[/caption] また、買い付けた木材は飛島の木材センターで自社検査をし、番付作業をしてそこで初めて邸別で建築現場に搬入します。 [caption id="attachment_3287" align="alignnone" width="366"] 飛島の第一木材センター[/caption] 木材の買い付けから、検査、搬入まで自社で行い、自社専属の棟梁、大工、職人で施工するところが他社と異なるところだと思います。 このことが渡邊工務店の強みであり、木材仕入れと組み立てを自社社員、自社専属の棟梁、大工、職人で完結するところに住宅にかける思いと出来映えの違いを感じ取っていただければ嬉しく思います。 この植林バスツアーは住宅会社が通例行うバス見学ツアーのように豪華な昼食を準備したり、楽しいイベントを組み込んだりはしていませんが、渡邊工務店の社員や現地の製材協同組合の人達にて心配りのご案内をさせていただきます。 普段見られない木材を育て伐採・製材している現場、プレカット工場の製品にされる前を現地現物で確認できることは本物の家づくりに必ずお役に立てると思います。 今回の植林バスツアーご参加のご家族様1組に、ひのきたまご1セットをプレゼントいたします。 [caption id="attachment_3282" align="alignnone" width="480"] ひのきのたまご6個入りセット[/caption] 1セット6個入りですので、ご家族それぞれの専用のひのきのたまごがご用意できると思います。 本物そっくりな、かわいい ひのきのたまご。 このたまごは、防虫・殺菌・精神安定の効果のあるヒノキチオールとフィトンチッドを含んだ純粋天然木(国産ひのき)から削りました。 お風呂に浮かべたり、お部屋の芳香剤、衣類の防虫剤等…お好きな用途でお使いいただけます。 この機会に皆様ご参加頂きたく、最寄の展示場にて営業スタッフにお声をかけて頂ければ幸いです。 ●「植林ツアー2018 in 東白川村」についてはこちら ●「森づくりの活動」についてはこちら ●「徹底した木材管理」についてはこちら ●ナゴヤハウジングセンター日進梅森会場「天然木の家・快適エコライフ」展示場 ●ナゴヤハウジングセンター春日井会場「天然木の家・快適エコライフ」展示場(H30.2月末オープン) ●CBCハウジングセンター蟹江インター住まいの公園「天然木の家・快適エコライフ」展示場 ●岡崎中日ハウジングセンター「天然木の家・快適エコライフ」展示場 ●健康・木の住まいウッド・ビレッジ「天然木の家・我が家の発電所」展示場 ●神宮東中日ハウジングセンター「天然木の家・和魂洋才」展示場 -
2018.02.09 /
第10回:美人になる家
以前お客様から“美人になる家”があるといいね。 と言われたことがあります。 蟹江展示場 リビング吹き抜けも気持ち良くて打合せがはずみます。 お打ち合わせ中の楽しいひと時の会話でしたが、後日そんな家ができるといいな、できないかなとのお話の中で「美人になるにはいつも笑顔で」との結論になりました。 建物の仕様・設備の打ち合わせによくお邪魔する パナソニック名古屋ショウルーム バスルームやサニタリーの工夫、美顔器などのアイテムをそろえ、ヨガルームを作ろうかなどの話で盛り上がることもありますね。 しかしながらその時は、全く違った角度から“美人になる家”にアプローチしました。 さっそく、ご紹介いたします。 いきなり美人に変身することは無理かなと思いますが、周りの人達や家族から、「最近ちょっと変わったね」と言われると嬉しいですね。 どんなことがキッカケになるか、思いを巡らせて見ると私の好きな映画の中にヒントがありました。 私が若いころの好きな女優さんを二人挙げると メグ・ライアンとアネット・ベニングです。 お二人は映画の中では何時までも瑞々しく素敵です。 その中でも、「めぐり遭い」のリメイクを メグ・ライアンはトム・ハンクスと、アネット・ベニングはウォーレン・ベイティと共演していた作品では本当にキュートでした。 好きな女優さんが同じ映画のリメイクに出演していたので私も興味深く見比べて観ました。 同じストーリー構成ですが、少し時代背景を変えたりして違った趣がありました。 もちろん、もっと昔のデボラ・カーの「めぐり遭い」も良かったです。 若い皆様にとっては全て昔の映画ですね。 原作もリメイクも素晴らしく、二人の女優さんも素敵でしたが二人に共通するのは、何とも言えない素敵な笑顔で口角がキュと上がっていて、とてもキュートなところです。 メグ・ライアン アネット・ベニングはWEBで見つけてみてください。 どうですか? 2人ともキュートな口角美人でしょう。 どうぞ映画の中で2人の女優さんとの「めぐり逢い」をしてみて下さい。 そうだ、口角が上げればきっと美人になれると思いました。 そうするとこんな公式が生まれます。 美人になる家 ⇒ 口角が上がる家 ⇒ いつも笑顔とほほえみの絶えない家 口角が上がるには笑顔やほほえみが最も効果がありそうですね。 いつも明るい笑顔を振りまいて、まわりの人達を幸せにするので、口角が上がれば運気もあがり、セロトニンという脳内ホルモンの分泌も活性化されるようです。 セロトニンは元気の源で、健康になって運気も上がり、そのうえ美人になれればいうことなしですね。 住宅会社もキュートな美人の誕生に貢献できるかなと思いました。 こんな家はいかがですか。 ①まず、玄関の広い家 大きな声で「行ってきます」、「お帰りなさい」の挨拶が毎日響き自然と笑顔になる。 [caption id="attachment_3257" align="alignnone" width="221"] 春日井モデルハウス 玄関予想図[/caption] ②リビングアクセスの動線 2階への階段は必ずリビングを通って行くように工夫し家族が顔を会わせる工夫。 ③大きなダイニングテーブル 食事や勉強、ちょっとした作業や仕事も家族一緒にできる広いダイニングテーブル。 [caption id="attachment_3254" align="alignnone" width="221"] 春日井モデルハウス リビング・ダイニング完成予想図[/caption] などなど、家族を間取りの中の空気感で確かめられるようにして、安心と信頼感を高め、笑顔とほほえみの溢れる家庭を作っていくと、自然と口角もキュッと上がりキュートな美人の奥様が育まれる家になると思います。 春日井のモデルハウスも笑顔溢れる工夫をいろいろなところに設えています。 オープンの暁にはモデルハウスを内覧・体感いただければ嬉しく思います。 ●春日井展示場「天然木の家・快適エコライフ」についてはこちら -
2018.01.30 /
第9回:春日井モデルハウスオープン記念バスツアー3つの見所
ナゴヤハウジングセンター春日井会場において、2月25日(日曜日)に渡邊工務店展示場モデルハウスのオープンイベントとして、春日井展示場OPEN記念 家づくりまるわかりバスツアーを企画しています。 そのバスツアーの3つの見所ポイントをご紹介したいと思います。 ◆見所ポイント1 今回の春日井モデルハウスはキッチンや浴室、洗面室、トイレなど多くの設備機器をパナソニック製品で設えていますが、バスツアーのコースにパナソニック名古屋ショウルームを組み込んでおります。 こちらのショウルームは照明を初めとしてドアや建材、キッチン、トイレ、洗面など様々な住宅設備があり、面白いコーナーとしてディズニーシリーズのコーナーがあります。 お子様やお孫様に喜ばれるかもしれません。 ミッキーマウスは夢の世界にいるので年を取らないのですが、実年齢は90歳以上ですね。 ご年配のご夫婦も幼き日の楽しい思い出を共有できる仕掛けになるかもしれません。 当日はパナソニックのアドバイザーの方にご案内頂きますので、様々な設備・建材に対してよりご理解が深まる機会になると思います。 ◆見所ポイント2 モデルハウスも完成に向けてインテリアや小物、家具、カーテンなどを設えていきます。 暮らしのイメージが湧いてくるような設えになればうれしく思います。 春日井モデルハウスご見学の折には皆様の建築計画にお役に立てるよう、モデルハウスを担当した設計責任者を筆頭に各担当者がコンセプトをご説明できるよう準備しておりますので、お役にたてるところを一つでも見つけて頂ければ幸いに存じます。 モデルハウス内観の見所として東濃桧をはじめとした天然木が随所に見られると思います。 上棟時に迫力のあった大きな梁や大黒柱が建物の完成で室内の迫力のあるオブジェとして自然の息吹を感じ、大木が培った時間の流れを共感することになるのかな思います。 得も言われぬ空間を家族で体感できることもインテリアの工夫の中に取り組んでいただければ嬉しく思います。 [caption id="attachment_3157" align="alignnone" width="479"] 春日井展示場上棟写真[/caption] ◆見所ポイント3 家の造り手としての渡邊工務店の木材センター 大手プレハブ会社は、工場生産の構造部材が建築地に搬入され、地域ビルダーを初め多くの木造住宅会社は、多くの外国産の木材を専門に加工するプレカット工場から構造材が建築地に直接搬入されます。 構造材は工場で邸別に生産され、建築現場に組み立て易いよう順番に梱包されています。 木造といえども集成材(エンジニアリングウッド)は機械でミリ精度に切断され接着剤で重ね合わせて出荷します。 鉄やコンクリートならその通りだと思いますが、木材となるとどうでしょう。 本来在来木造建築は、適材適所という言葉が木造建築から発生したように、木材が育った地域や木材の種類、そして木材を加工する部位により最も適した所で最も適した木材を使うようにして建築されてきました。 渡邊工務店は東濃で植林されている山に行き、木を選び製材している東濃エリアの製材協同組合から直接買い付けています。 買い付けた木材は飛島の木材センターで自社検査をし、番付作業をしてそこで初めて邸別で建築現場に搬入します。 飛島の第一木材センター 木材の買い付けから、検査、搬入まで自社で行い、専属の棟梁、大工職人で施工するところが他社と異なるところだと思います。 このことが渡邊工務店の強みであり構造材料仕入れと、組み立てを自社社員、自社専属の棟梁、大工、職人で完結するところに住宅にかける思いと出来映えの違いを感じ取っていただければ嬉しく思いますし、その為にも木材センターを現地現物でご確認いただければ幸いに存じます。 この機会に皆様ご参加頂きたく、営業スタッフにお声をかけて頂ければ幸いです。 ●春日井展示場「天然木の家・快適エコライフ」についてはこちら ●「徹底した木材管理」についてはこちら ●「7回にわたる検査」についてはこちら -
2018.01.15 /
第8回:琵琶湖のほとりの冬のカフェ
新年のニュースでは海外で過ごした人達で賑わう空港が映し出されていました。皆さん笑顔と楽しい思い出がいっぱいですね。 ところでそんなに遠くに出かけないでも、身近な処にもバリやハワイのアイランドリゾートに負けない雰囲気のスポットがあるのをご存知ですか? それは滋賀県の琵琶湖のほとりのカフェ、シャーレ水ケ浜の周りにあります。愛知県から100キロ位で、高速を利用するとゆっくり運転しても2時間弱で到着します。 日常から離れた空間は日頃の生活をリフレッシュさせると思います。 皆様のお住まいの近くにも、知られていないけれどとっておきの場所はありますか? 現地に行くと、対岸や水辺には人工物が見えないので日本でないような気分です。 水面に跳ね出しのテラスもリゾートそのものです。 以前、滋賀で仕事をしていて疲れたとき、時々店内でコーヒーを飲んでいました。 夏のサンセットは驚きの景色で、ほとんどがカップルです。これはもうカップル専用席ですね。 一人で訪れるなら冬の今の季節が静寂で凛として大人のカフェでいいと思います。 外は寒くても、お店の中には大きな薪ストーブが暖かく燃えています。 そしてもっと身近な処、それは我が家ですが、プランや設えで非日常のこころ躍る暮らしを実現することもできると思います。 家に帰ることが楽しくなるような工夫をしてみたいですね。 渡邊工務店ではそんな暮らしを、規格住宅“ふたり”でチャレンジしてみました。 そのチャレンジは木材や設備仕様の選択にも及んでいます。 規格住宅“ふたり”で使用する檜材は、渡邊工務店が普段注文住宅で使用している、伐採してから二度生きるといわれ木の息遣いが感じられる中温乾燥の東濃檜と異なります。 在来木造大手の住宅会社やビルダーが基本材としている高温乾燥材の檜材を使用しています。 集成材ではありませんが、背割れや胴縁で木の息遣いを考慮しなくてよいともいわれ施工がシンプルです。 また、プランや設備仕様も規格化して求めやすい価格を実現しています。 飛島の本社にカタログ撮影をしたモデルハウスがありますので、是非実物でご体感下さい。 日々の暮らしの中に旅する気分が味わえたら楽しいですね。 規格住宅“ふたり”についてはこちら 「天然木の家・ふたり Ver.2」展示場はこちら -
2017.12.26 /
第7回:カフェスタイル
皆様、これから年越しのご準備に忙しくなりますね。 お正月はご自宅で里帰りのご家族をお迎えしたり、帰省で故郷のお雑煮を食べたり、 それぞれおもてなしの心溢れる家族団らんのシーンが多くみられます。 渡邊工務店の展示場は新春2日よりおもてなしの心で皆様のご来場をお待ちしています。 最近お客様からカフェスタイルの暮らしを実現したいというお話をよくお聞きします。 カフェスタイルがおもてなしの心溢れる暮らしのことなら、本格木造建築の古の暮らしの中にもカフェスタイルの設えが多くみられます。 例えば本格木造建築で見られる囲炉裏はジャパニーズスタイルのカフェスタイルですね。 かつて囲炉裏は暖房、調理、照明など様々な機能があり、多くの人達が集い歓談し家族や近隣とのコミュニケーションの場になっていました。 そんな囲炉裏を囲むスペースは、お客人をお迎えするにも最適な場所だったと思います。 現代では意匠的な楽しさとコミュニケーションの意味合いが大切にされて、オシャレな囲炉裏を設えるケースも見受けられるようです。 先日社内研修会でパナソニックの方より、囲炉裏のコンセプトを活かした新商品のキッチンいろりダイニングの説明を受けました。「モノからコト」へのカフェスタイルの暮らしを、いろりを通じてモダンに考えられて設計されていたように思いました。大手の設備メーカーも暮らし方について様々な視点から検討をされているようです。 渡邊工務店の家造りにおいても、天然木や匠の技、数寄屋の心を大切にしながらも、カフェスタイルのような心躍るライフスタイルを実現する設計に通じるものを感じました。 家族団らんの囲炉裏と自在鉤のある家☚ここをクリック (渡邊工務店施工事例より) 渡邊工務店は街角のカフェのようなモダンスタイルから和風の趣まで、様々なカフェスタイルに対応していますので、施工事例でお気に入りが見つかれば嬉しく思います。 あらためてカフェスタイルが好まれる背景について考えてみました。 カフェスタイルが好まれる背景 お客様とカフェスタイルのプランのお話をしていると、こんな話が良く出ます。 お客様が訪れて印象深かったところ、たとえばどこかの街角のカフェやレストラン、以前に訪れた伊勢志摩のリゾートホテルで静かに読書をして過ごしたラウンジの思い出。 (ばさら邸) などなど・・・ご友人のご新居訪問も含めて共通するのは、ゲストをお招きするおもてなしの心が空間設計にあふれていたことです。 かつて感じたゲストとしての満足感を、今度はオーナーとして我が家を訪れるゲストに感じて欲しいとの想いが、カフェスタイルに憧れる背景なのかなと思いました。 そんな「おもてなしの心」をインテリアや小物、家具、設備、照明で具体的に表現することがカフェスタイルの暮らしを実現する設計ポイントかなと思います。 おもてなしの心は、ゲストをどうやってお招きしたいかという、オーナーの気持ちや接遇、対応から出てくるものだと思うので、これといった決まりはないと思います。 インテリア雑誌から抜け出たような、奇麗な設えだけではないように思います。 そうするとおもてなしの心に満ちたカフェスタイルの暮らしのある家は、家族にとっては帰りたくなる家であり、ゲストには癒される素敵な空間に感じられるのかなと思います。 ジャズで有名なユードビーソーナイストゥカムホームトゥの歌詞のような感じですね。 「あなたの待つ家に帰れたらなんて素敵だろう」という、我が家より遠く離れた戦場の夫もしくは恋人からの想いを込めた歌のようですが、現代でも単身赴任や仕事で遅くまで働いている人達には、切ない共感を覚えると思います。 私は今も昔も単身赴任が多かったので身に染みる曲です。 何十年も前にある大手住宅メーカーのTVCMソングで流れていて、いい曲だなとレコードを買ってしまいました。 今でもヘレンメリルで聴いたり、お酒を飲むと自分でも歌ったりしています。 カフェスタイルの暮らしに愛着を持たれた、あるオーナーのお話をご紹介いたします。 かなり昔の話です。 おもてなしの心を人間だけでなく、庭に訪れる野鳥のために「バードフィーダー」を設置し、庭に集う蝶やミツバチのために花の咲く草花や樹木を育てられていました。 訪れるそれぞれのゲストも満足ですね。 それよりも、そんな環境で育まれる、お子様達の姿が愛おしく感じました。 (バードフィーダー参考事例) 皆様の「おもてなしの心」に満ちた カフェスタイルの暮らしの実現にお役に立てれば幸いです。 -
2017.11.30 /
第6回:クリスマスナイト
12月になると街はクリスマスソングが流れ、せわしなく年の瀬を感じます。 今年のクリスマスイブは日曜日なのでファミリーやお二人で過ごすには良いですね。 よい子の皆さんはイブのプレゼントが楽しみで、一年で一番ワクワク・ドキドキの、心躍るクリスマスナイトです。 私はクリスマスソングのジャズバージョンを聴きながら、妻と二人でホットワインを頂くのを今から楽しみにしています。 リビングで寛ぐ大人のサイレントナイトになればいいなと思っています。 私の息子たちは別のところでそれぞれに楽しい時を過ごしていることでしょう。 最近は我が家にめっきり帰って来なくなり、クリスマスの夜を親子一緒に過ごしたのも随分昔になりました。 ところで、大人になるとサンタクロースも来なくなりますね。 「ママがサンタにキスをした」というクリスマスソングに秘密は隠されていました。 粋なアレンジのこちらの歌を聴くと、煙突があるお家のほうがいいのかなと思います。 渡邊工務店でお建ていただいたこちらのお家には薪ストーブがあります。 建物が純和風なので和の外観の趣を損なわないよう屋根の煙突を目立たないように工夫されているとのことです。 しかしながら、トナカイのそりに乗って空からやって来るサンタクロースにはすぐわかる事でしょう。 薪ストーブ(施工事例より)☜ココをクリック こちらの住宅は平屋造りの本格和風木造建築ですが素敵な薪ストーブが設えてあります。 ホームページで和風の佇まいとお客様の声を御覧いただければ嬉しく思います。 クリスマスナイトの出来事は、小さなお子様達にとって人生のホンの短い幼き日の思い出になります。 大切にしてあげて下さい。 それではサンタクロースが住んでいるところを紹介しましょう。 世界中にあるようですが、フィンランドのラップランドにあるサンタクロース村は有名です。 北極圏ですね。 ラップランドから愛知までは7,500キロ位で、飛行機でも13時間かかります。 トナカイのそりではかなり疲れもたまると思いますが、煙突のあるお家を見つけると、ホット和むかも知れませんね。 サンタクロースはトナカイのそりで夜空を駆ける長旅となります。 NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)がサンタ追跡(NORAD Tracks Santa)を毎年行っています。 クリスマスイブにこちらをご覧いただくとサンタクロースが地球のどのあたりの夜空にいるのか判ります。 そしてよい子の皆様が眠りにつく頃、お家にサンタクロースの到着となるのでしょう。 皆様が心躍るクリスマスナイトを過ごされますことをお祈り申し上げます。