暮らしに平和を

2022.04.26 /

第88回:省エネ住宅≠快適住宅

新緑が鮮やかな季節になってきましたね。

先日、育てているチューリップの球根に栄養を行き渡らせる為、花が開く直前の蕾をカットしその蕾をカレー皿にアレンジしてみました。
2022.4.18コラム

冬の寒さは遠のき、夏の暑さはまだ先のことです。
省エネに一番縁遠くて快適なこの時期に空調システムについて考えてみたいと思います。

省エネ住宅を評価する基準としてUA値という言葉をよく耳にすると思います。
Uは熱貫流率の国際的に決められた記号で、Aは平均の意味を現すAverageの頭文字Aになります。

UA値は日本語にすると「外皮平均熱貫流率」、英語では「Total Heat Loss」となります。

外皮とは家の外側の部分のことを示し(壁、屋根、窓、床、基礎など)、UA値とは家全体の断熱性を示す数値です。

UA値のUの言葉の意味としては、1㎡の部位の表裏に1℃の温度差があったときに1時間に伝わる熱の量を表し、部位を構成する断熱材の種類や厚さによって変わる値です。
1時間に伝わる熱の量ですから、当然値が小さいほど熱を伝えにくく断熱性が高い住宅、建物と言えます。

このようにUA値とは温度が1時間当たり建物の1㎡当りにかかる外皮貫流熱量のことです。
W数で表すと1㎡当り1度の温度変化は1W熱量が必要でありUA値=1.0です。

全く同じ断熱仕様で同じ大きさの建物でも、建物ごとに部位面積は異なりますので、UA値は建物ごとに計算しないとわからない値となります。
住宅一棟をUA値で検討される場合のチェックポイントは、UA値はメーカー仕様や断熱仕様で一律にアピールできる値ではないということです。

計算式:

外皮平均熱貫流率(UA値:W/㎡K)=建物が損失する熱量合計(W/K)÷外皮面積(㎡)

一般的な2階建て40坪(およそ外皮面積350㎡の場合)で検討してみましょう。

UA値=1.0の場合:
350㎡×UA値1.0=350W(温度が1度上下変化するに必要な熱量)

2階建て40坪の建物で真冬の日の0度の室内温度を20度まで20度上げたいとき、または真夏の40度の時に室内温度を20度まで20度下げたいときは20度×350W=7000Wのエネルギーが必要です。

UA値が0.5の場合は同様の計算式なので3,500Wの熱量で足ります。

よってUA値を1.0から0.5に小さくすればエネルギー(電気代)も半分になります。

家庭用ルームエアコン14帖タイプはおよそ4.000W、18帖タイプはおよそ5,600Wの能力なので、UA値0.5の40坪の住宅では熱量計算だけなら1台のエアコンでクリアできます。

 

下記表は平成25年省エネ基準のUA値省エネ基準です。

地域区分

1地域

2地域

3地域

4地域

5地域

6地域

7地域

UA値

0.46

0.46

0.56

0.75

0.87

0.87

0.87

主な都市

旭川

札幌

盛岡

仙台

新潟

名古屋

福岡

UA値は低い値に越したことはないですが、住宅の外皮から熱の出入りを少なくして省エネ対策を旨とするUA値は愛知県において0.46あればエアコン1台で十分なように思います。

しかしながら、このように省エネ住宅を実現しても快適住宅にはなりません。

空気は混ざりにくく、そのままでは各部屋の隅々まで伝えにくい性質を持っています。建物内の空気の流れを人為的に万遍なくいきわたるように管理する必要が生じます。冬でもサーキュレーターが重宝されるのはこのことが理由の一つだと思います。

家の中には玄関、トイレ、洗面所、廊下、階段、寝室、子供部屋など様々に区切られたスペースが随所にありますが、空気の自然の力に任せている事が、快適な暮らしを送る為には必要熱量エネルギーを超える複数のエアコンを備え付けざるを得ない背景となっています。

どんなにUA値が低い高気密高断熱住宅も、室内空気の質の管理をしないと折角の省エネ水準が活かせず、過分なエネルギーを加え「快適空間」を実現する必要があります。

その為に複数の個別エアコンの設置や、独自の全館空調システムを設置するケースがありますが、初期の投資費用が多くなり、その後のメンテナンス費用や機器交換費用、日々のエネルギーコストも多くなると思います。

渡邊工務店は百年住み継ぐ家をモット―とし、60年長期保証システムによる建物維持管理で快適な暮らしを長期にわたって送って頂きたく存じます。なのでその間、空調機器の動力機械部分は何回か機器を更新する必要があります。

渡邊工務店は大風量・小温度差機能により室内の快適な空気の質を管理する動力機械部分を、コストパフォーマンスが高く、壊れにくくて管理のしやすい市販家電メーカーエアコン1台で可能とする次世代全館空調「マッハシステム」によって実現し、部屋ごとにエアコンを複数設置する対応や、独自の全館空調システムに比べて初期投資費用の低減と、設置後の長期にわたるメンテナンス費用や複数回に及ぶ機器交換費用の低減を可能とし、経済的にも費用効果の高い快適住宅の実現に取り組んでいます。

私たちの取り組みは国連が提唱するSDGs「持続可能の開発目標」の考えかたと合致し、それぞれの目標に貢献できるものと考えています。
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家庭用エアコン1台で家中の冷暖房ができ、同時に換気、空気浄化、加湿、除湿も行う次世代全館空調「マッハシステム」を採用し、多くのCO²を排出するエアコンの使用量を格段に減らすことができる経済的かつ環境に優しい省エネ住宅の普及促進により7,9,11,12,13番の取り組みに貢献しています。

渡邊工務店の家造りは、住む人の暮らしを豊かにするだけではなく、社会を豊かにする地域に優しい家造りです。

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