私たち渡邊工務店は、地球環境の保全と豊かな社会の実現を目指し、
「地域社会」と「持続可能な開発目標(SDGs)」へ貢献するため、
様々な活動に取り組んでいます。
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
世界有数の森林国である日本において、森林資源は毎年7000万㎥ずつ蓄積※し、増加しています。現在の日本の森林資源の約6割は人工林です。
※森林を構成する幹の体積人工林の多くは利用可能な状態にも関わらず、外国産木材の輸入量の増加や林業の採算性の低下により、国産材供給量は木材需要量の約3割程度に留まっています。
人工林は、適切に伐採して密度を調整しないと、日光が十分に差し込まず、成長が阻まれ、土壌が失われることで土砂崩れの原因になります。また、新しい木も植えることができず、木々の高齢化が進み、森林の多面的機能の低下にも繋がります。
渡邊工務店は「植える・育てる(間伐などの手入れ)・収穫する・植える」というサイクルを構築し、森林資源を循環利用することで、持続可能な森林づくりに大きく貢献しています。
木には二酸化炭素(CO₂)を吸収し、炭素(C)を蓄える働きがあります。木材、住宅、木製品に形を変えても炭素は蓄えられたままです。元気な森を育てることで、木がCO₂をたっぷりと吸収し、温暖化防止にも貢献しています。
「森の地産地消」とは地元の木を地元で消費することです。適切に木を伐採することによって森の新陳代謝を促し、地域の環境保全や地球温暖化防止に貢献しています。
エコな建材である木材でも輸入材を使用すれば輸送過程で多大なCO2を排出してしまいます。昨今では身近な森林資源を見直し、地域の木材利用へシフトすることが、地球環境・省エネの視点から求められています。
木を育て、山を守り、川下の街や村に綺麗な水を届けることで、皆さんの生活を健やかにします。
渡邊工務店は創業以来「日本の家は、日本で育った木で造る」ことにこだわり続けています。
木材は私たちにとって貴重な建材です。大切な森林をしっかり育てるために、森づくりの活動を行なっています。
健全な森が育まれるそのサイクルを体感し、「森の地産地消」を実感して頂くために、私たちは植樹祭ツアーなどのさまざまな取り組みを通して、木の尊さをこれから先の未来にも伝えていきます。
森林の成長過程で間引く桧の「間伐材」を使用した家造りも積極的に行っています。
植林資材としての森は小径木だけでなく中径木になっても長期間に渡って間伐をしないと、木々に十分な光や栄養を行き届かせることができません。森が弱ってしまうと土砂災害などの発生にも繋がります。
間引かれた木だからといって決して低品質ではありません。しっかりと手入れをした間伐材は高品質です。木材センターを有する渡邊工務店は選定、品質管理を徹底して行うことで良質な間伐材を使用した家を建てることができます。
渡邊工務店では主な建材として無垢の天然木を使用しています。多くの住宅会社で使用している集成材は、木材同士を接着剤で貼り合わせているため、一度濡れてしまうと再利用が難しく、産業廃棄物として処分する際には有害な化学物質が発生してしまいます。
一方で無垢材には木が持つ香りや肌触りの良さによるリラックス効果だけではなく、リサイクルしやすいメリットがあります。端材などの小さな切れ端も燃料として使うことで、家を建てる際に出る産業廃棄物を最小限に減らし、温室効果ガスの発生を抑えることができます。
渡邊工務店は無垢材を使った家造りで地球環境の維持に大きく貢献しています。
渡邊工務店では家庭用エアコン1台で家中の冷暖房ができ、同時に換気、空気浄化、加湿、除湿も行うマッハシステムを採用しています。
日本の暑い夏にエアコンは不可欠です。しかし家庭でエアコンなどの電気を過度に使用してしまうと、地球温暖化を促進させる原因になります。
日本の家庭で使う電気の多くは化石燃料を燃やす火力発電によって作られており、それによって多くのCO2が排出されています。
私たちはエアコンの使用量を格段に減らすことができる経済的かつ環境に優しい省エネ住宅の普及促進を行うことで、地球環境の保護に大きく貢献しています。
天然木とテクノロジーの融合によって建てられる家は、長期優良住宅の基準を大きく上回る「耐震性」、「断熱性」、「メンテナンス性」を兼ね備える高性能住宅です。
数年前まで日本では新築が高く評価されており、スクラップ&ビルドを繰り返していました。当然住宅を解体すれば大量の産業廃棄物が発生します。
したがって環境破壊や温暖化が問題視されている現代では、長く住み続けられる住宅は徐々に評価され始めています。
渡邊工務店の「天然木で建てる百年住み継ぐ家」は60年長期保証をはじめとしたアフターメンテナンスも万全。住む人に末長く安心・快適な暮らしを提供するだけでなく、持続可能な目標の達成にも大きく貢献しています。
建物を建設する際に建材の一部を再利用することで、産業廃棄物の発生を最小限に抑えています。
さらに渡邊工務店では産業廃棄物をマニフェストに則って徹底管理しています。
処理過程を履歴に残して、適切に分別されているかどうか、細心の注意を払って確認した上で処理。水質汚染や空気中の有害物質の発生を大幅に抑制することで、健やかで住みよい街を守ります。
渡邊工務店では毎週月曜日を「クリーンデイ」として、定期的に清掃活動を実施しています。
会社の周りだけではなく、最寄りの総合駅周辺まで清掃範囲を広げることで、清潔で健康に暮らし続けることができる街づくりにも貢献しています。
一緒に働く社員も社会を構成するかけがえのない一員です。平和で平等な世界を実現するために、まずは自分たちが働きやすい平等な環境を体現する必要があります。
渡邊工務店は社員一人一人を尊重し、他の模範となるような職場環境を構築することで、持続可能な社会の実現に貢献します。
車を運転する機会の多い職種だからこそ率先して世界の道路交通事故による死傷者の削減に努めています。
朝礼での周知や社用車にドライブレコーダーを設けるなど、社員に意識づけを積極的に行うことで交通事故の数を減らしています。
渡邊工務店では「女性だから給料が少ない」「女性だから昇級しない」など、性別によって不利益を被ることはありません。
男女平等な労働環境で女性の社会進出を後押ししています。
社内研修の充実、中途社員の採用など、多くの人が社会で輝けるようにサポート。
過度な残業を強いることもなく、働きやすい職場環境で持続可能な経済の成長を促します。