2020.04.14 /
マッハというと、超音速とかジェット機をイメージしてしまいますがマッハシステムのマッハは少し異なります。渡邊工務店のマッハの正式名称はある頭文字の造語で「MaHAt」です。
フルワードで表すと“Multi air Healthy Air treatment” マルチ エアー ヘルシー エアー トリートメントとなります。マルチとは複数の接頭語で何が複数かというと、建物の各エリアにあるそれぞれの換気グリルとそれに対応する複数のDCモーターのことです。
空調室で管理された空気はその複数の換気グリルとDCモーターにより小温度差・大風量で建物内の空気の流れを維持管理できることとなり、建物の健康的な空気環境そのものを整えていくシステムを実現できることとなりました。
一般的にはエアコン、いわゆるエアーコンディショナーのコンディショナーをあえてトリートメントと表現したのは、ヘアケア製品の違いと同様で、表層的な空気の体感温度の管理だけでなく、室内全体の空気環境そのものの快適な性質を維持しようとするところに大きなこだわりを持っているからだと考えています。
エアコン1台で熱量の管理はするが、空気環境の管理はマッハシステムで対応しています。
温度の管理とともに、空気の質の管理、そしてその空気の流れの管理をしないと室内の隅々までの健康的な空気環境は維持できないと思います。そのことにトライしている全館空調がマッハシステムです。
このことは依然のコラムで紹介させていただいた空気の性質によるところが大きくかかわっています。
また、咳やくしゃみ等で飛散する1㎜程度の通常の飛沫は1分位で落下するそうですが、1㎜の100分の1以下のマイクロ飛沫(NHK NEWS WEBより)は空気がよどんでいるといつまでも室内に漂うそうです。
その対策には室内の換気が大切とのことですが、小温度差・大風量で室内全体の空気を入れ替えてゆくマッハシステムは室内全体換気にも大きく貢献できると思います。
最寄りの展示場や現場見学会のマッハシステムの建物で体感頂ければ幸いです。
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