2025.03.10 /
名古屋のまちづくりの原点であり、名古屋文化を物語る「名古屋城」。
慶長17年(1612)年、今から400年以上前に徳川家康の命によって築城し、日本三名城のひとつにも数えられます。
観光スポットとしても有名なので、立ち寄られた方も多いのではないでしょうか。
さて、この度、名勝名古屋城二之丸庭園にかつて存在した御茶屋「余芳」移築再建工事に、私たち渡邊工務店も携わらせて頂きました。
「余芳」は二之丸庭園に6箇所あった茶屋の一つです。
明治初めに個人の所有となり城外に移築され、昭和48年(1973年)に名古屋市指定文化財となりました。
建物は、平成23年(2011年)に名古屋市に寄贈され、現在は、市が元の位置への移築再建を目指し整備を進めてきました。
その計画の一環として、渡邊工務店の110余年の歴史の中で蓄えられてきた匠の技を生かして、200年程の歴史ある古材の修理を2023年に完了し、この度、移築再建工事を施工させて頂きました。
時空を超えて大切にされている歴史的建築物に携わらせて頂く中で、歴史的価値を守りながら修復することは、過去と現在、そして未来をつなぐ架け橋となり、社会に貢献していることだと深く認識し、誇りを持ちながら仕事をさせて頂きました。