2022.09.30 /
秋の気配を感じるようになるとバラの季節になりますね。
華やかな春のバラと異なりますが、気温の関係なのか香りや色合いが鮮やかで、一輪一輪の艶やかさを感じます。
先日キッチンカウンターにバラを飾りました。手前のブルーのバラの青はフェイクです。
後ろに見えるホワイトのバラをブルーの色素の花瓶に一晩挿しておくと、バラの茎の道管が吸い上げてバラの花弁をブルーに染め上げます。
青いバラは現実には存在しなくて花言葉は「不可能」でしたが、ある企業の努力で青いバラが完成し、花言葉は「夢かなう」となりました。
但し、その青はアンティークカラーのようでコバルトブルーの鮮やかさではありません。
皆さまの夢をかなえたいと思ったときに、青いバラを飾ってみてはいかがですか。
渡邊工務店はお客様の持ち家の夢をかなえるお手伝いを担っていると思っています。
ところで日本人の持ち家の夢は注文建築がメインブランドで、規格住宅や建売住宅、ましてや中古住宅はセカンドブランドの様に扱われています。
中古住宅の資産価値は新築に比べて極端に低く20年も経つと半分以下になります。
このことは、日本では常識ですが世界では非常識であることをご存じですか。
少し古いデータですがその傾向は今も同様で、住宅投資と住宅流通の中身が日本と随分異なるからです。
国力の大きいアメリカは新築住宅も多く見られますが、ほとんどが建売住宅でその間取りも規格住宅の組み合わせです。
世帯当たりの住宅購入負担は注文住宅に比較して低くなるように思います。
しかし、アメリカの一般的な分譲地は美しくて住みやすいように思いますね。
日本のローコスト住宅のたたずまいとは異なるように思います。
建売の規格住宅だからこそ、ファサードのデザイン(建物の正面のデザイン)を大切にしているように思います。
欧米の常識はフロンティア精神(開拓者精神)に富み、生涯に何回も引っ越しをして人生を切り拓いていく国民性で育まれ、日本の様に農耕民族として土着志向が強く結果的に持ち家を終の棲家と考える価値観は違いがあり、複数回の転居を前提としているので住宅を大切な資産として守り、居住している建物に更に付加価値を付けて市場の商品として将来高く転売する意識があるように思います。
結果的に、住んでいる家族も毎日快適な暮らしを過ごせることになると思います。
毎年の投資額は低くてもインテリアはアップグレードされ、建物の日常の維持管理やエクステリア、ガーデニングも美しく保たれ、中古住宅の価格が新築時を上回ることは当たり前で住宅の平均寿命も結果的に長くなります。
アメリカの地域住民は分譲地の維持管理意識が高く、分譲地の芝生が綺麗に整えられ、庭木が剪定(せんてい:樹木の枝を切り形を整えたり風通しを良くすること)されて、美しい理由は公徳心(社会の一員としての自覚に基づき、公共のマナーや利益を守ろうとする心)が高いからだけではありません。
管理されていない家があれば、その事実が地域全体の不動産価値を低下させることになり自分の不動産の資産価値を毀損(きそん:利益・体面などをそこなうこと)するからともいわれ、芝を刈らないでほったらかしていると訴訟になることすらあるようです。
渡邊工務店では規格住宅、天然木の家「ふたり」シリーズを販売しています。
こちらの天然木の家「ふたり」はグローバルスタンダードの家と考えています。
天然木の家「ふたり」は、多くの住宅メーカーが注文住宅のセカンドブランドとして一部間取や仕様変更等をできるようにし、注文住宅のワンランク下の価格戦略を中心に販売している住宅とは異なります。
天然木をふんだんに使い、渡邊工務店の職人の技術で建てる高品質な住宅です。
普段の暮らしに天然木の安らぎを感じながらも、インテリアや暮らしの工夫に自分らしさを出して毎日を楽しんでいただけると思います。
欧米の様に価格戦略を追求する為には材料や間取りを規格化しなければなりません、
規格化の基準が本物志向なのか、注文住宅をメインブランドとしたセカンドブランド的な低価格狙いなのかで住宅の質に大きな違いが生まれると思います。
注文住宅のセカンドブランドで持ち家の夢をかなえても少し寂しいようにも思います。
天然木の家「ふたり」は若い世代からシニアまでの時間軸を考えてプランを作りこんだ住宅なので、住宅初期投資と様々なライフサイクルコストを考えると注文住宅以上の暮らしの付加価値を、最適なバランスで生涯を通して得ることができると考えています。
規格住宅と注文住宅では住まいの文化が異なるのだから、間取りの変更や仕様の変更を認めるような注文住宅に寄った甘い企画住宅的要素は、後々せっかく建てた住宅の価値を下げることになるように思います。
最初の見た目の価格が安いからと言って、当初の規格の意図を減殺して小さな変更で注文住宅の様に造るなら、最初から注文住宅で造る方が価格的にも使いやすさもベターだと考えます。
規格住宅「ふたり」がグローバルスタンダードの世界の家として、皆さまに価値を認められ、日本でも欧米と同じように資産価値が増していく世界基準の家として認められていくようになれば嬉しく思います。
住宅取得の選択肢として規格住宅をご検討いただければと思います。
当社ワタナベビレッジに規格住宅、天然木の家「ふたり」のモデルハウスが展示されていますので機会があれば是非内覧していただければ有難く存じます。
■「天然木の家・ふたりVer.2」展示場について詳しくはこちら
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