2025.12.01 /
庭の木をイルミネーションで飾る
―冬の灯りを楽しむ暮らし
Column006:
こんにちは。渡邊工務店コラム編集部です。
12月になると、街も住まいも光に包まれる季節がやってきます。
近年は、家全体を豪華に飾る電飾よりも、庭の木にそっと灯りを添えるイルミネーションが人気に。ソーラーライトの普及で、電源いらずの手軽なライトアップが家庭でもぐっと身近になりました。
暮らしに寄り添う“冬の灯り”が、住まいをあたたかく彩ります。
目次
> 光は量より質へ。暮らしを彩るイルミネーション
> 木を引き立てるイルミネーションのコツ
> 光がつくる安心とぬくもり
> +もう一つの楽しみ方:室内の窓際イルミネーション
> 木と光がつくる、冬の家時間
光は量より質へ。暮らしを彩るルミネーション

12月になると街はきらびやかな光で包まれます。かつては「どれだけ家を派手に光らせるか」という競い合いのような電飾ブームもありましたが、最近はその潮流が変わりつつあります。 今の主流は、控えめに“庭の木を照らす”イルミネーション。住宅全体を飾るのではなく、シンボルツリーや玄関まわりの植栽を温かな光で演出するスタイルが人気です。
背景には、LEDの省エネ化と屋外照明のデザイン性の向上、そしてソーラー充電式ライトの普及があります。電源不要・電気代ゼロ・自動点灯と、手軽さが抜群。価格も抑えめで、設置のハードルがぐっと低くなりました。冬は日照不足で点灯しない日もあるため、太陽光の当たる位置に設置することが大切です。
木を引き立てるイルミネーションのコツ

せっかく木を飾るなら、光の選び方や取り付け方にひと工夫を。 まずおすすめは電球色(暖色系)。白色光よりも木の幹や外壁に馴染み、全体が上品にまとまります。
巻き方は、枝先までびっしりではなく、幹から自然に広がるように。 控えめでも陰影が美しく出て、木本来の姿が際立ちます。木をいたわりながら、自然の形をそのまま生かすことがポイントです。
ソーラー式の場合は、照射角度は柔らかく、光源の位置を低くするとより雰囲気が良くなります。
光がつくる安心とぬくもり

暖かみのある光を見ると、人は安心感や幸福感を感じやすくなるといわれています。
帰宅したとき、玄関脇の木がやさしく光っているだけで、「おかえり」と迎えられるような心地がするもの。 日没が早く冷え込む冬こそ、屋外の灯りは家族の気分を明るくしてくれます。
イルミネーションは、飾りではなく“暮らしを照らす小さな灯り”。 木と光があるだけで、家の表情も、住む人の気持ちもやさしく変わります。
+もう一つの楽しみ方:室内の窓際イルミネーション

最近は、庭木のライトアップに加えて、室内の窓際にイルミネーションを飾るスタイルも人気です。
外に向けた派手な電飾ではなく、
● 電球色の小さなライト
● ガーランド
● ガラス瓶に入れたLED
● 透け感のあるカーテン越しのライト
など“家の中で楽しむ灯り”も素敵です。
室内に飾ることで、
● 冬のリビングがあたたかい雰囲気に
● 外からもほのかな光が見えて優しい景色に
● 子どもも安全に楽しめる
窓際の観葉植物の足元にライトを忍ばせるだけでも、簡単に室内イルミネーション × グリーンの相性の良い空間に仕上がります。
木と光がつくる、冬の家時間

外構計画の段階から植栽と照明をセットで考える家づくりも増えています。 夜の景色までデザインすることで、昼とは違う“もう一つの庭の顔”を楽しむことができます。
常緑樹のオリーブやソヨゴ、落葉樹で冬も枝ぶりが美しいアオダモは、イルミネーションとの相性が抜群。 光が葉や枝に反射し、やわらかな陰影をつくります。
木のぬくもりと光のあたたかさ―。 どちらも、暮らしに「帰りたくなる冬の風景」を添えてくれます。
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