2025.11.04 /
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に学ぶ。家づくりで大切なのは「正しさ」より「歩み寄り」
Column005:
こんにちは。渡邊工務店コラム編集部です。
今話題のTBSの火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』をきっかけに、家づくりにおける“価値観の違い”と“木のある暮らしの調和”を見つめ直してみませんか?
目次
> 話題のドラマが教えてくれる「価値観のズレ」
> 「合理派」vs「快適派」──よくある家づくりのすれ違い
> 木のように「間(あいだ)」をつくる家づくり
> 大切なのは“正しさ”よりも“歩み寄り”
> 木と暮らす、ということ
話題のドラマが教えてくれる「価値観のズレ」

今、話題になっているドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。 竹内涼真さん演じる勝男は、どこか昔ながらの価値観を引きずる男性。 そんな彼が、夏帆さん演じる恋人鮎美にフラれたことをきっかけに、周囲の人たちとの関わりの中で少しずつ気づきを得て、自分を見つめ直していく物語です。
筆者も毎週楽しみに観ているのですが、このドラマの“価値観のすれ違い”や“気づきの過程”は、家づくりにも通じるものがあると感じます。
「合理派」vs「快適派」──よくある家づくりのすれ違い

家づくりの打ち合わせでよくあるのが、 「動線を短くして効率的にしたい」という合理派と、「デザインや居心地を大事にしたい」という快適派のすれ違い。
どちらも“家族のため”を思っての意見なのに、話しているうちに「どっちが正しいか」という議論になってしまうことがあります。
でも実は、それぞれの考え方にはちゃんと理由と背景があるんです。 合理派は日々の動きをイメージして「使いやすさ」を重視し、快適派は長く暮らす中で感じる「心地よさ」を大切にしている。
方向は違っても、どちらも“良い家にしたい”という思いは同じです。
木のように「間(あいだ)」をつくる家づくり

私たちが扱う天然木の家🌳には、ちょっと不思議な力があります。
木は、硬すぎず柔らかすぎず、ほどよく“間”をつくってくれる素材。 光をやわらげ、空気の湿度を調整し、人と人の距離感まで整えてくれるような存在です。
合理と快適、機能と情緒──。 どちらか一方ではなく、そのあいだをつなぐ“調和”こそが木の魅力なのだと思います。
家づくりの話し合いでも、木のようにお互いをやわらかく受け止める心の余白を持てたら、きっと暮らしの形ももっと豊かになるはずです。
大切なのは“正しさ”よりも“歩み寄り”

勝男が少しずつ変わっていったように、 家づくりでも必要なのは「相手の意見を否定すること」ではなく、「なぜそう考えるのか」を理解しようとする姿勢。
どちらか一方が折れるのではなく、お互いの考えを少しずつ取り入れながら、ふたりにとって本当に心地よい暮らし方を形にしていくことが理想です。
新築住宅の打ち合わせで意見がぶつかっても、それは“合わない”のではなく、より良くするためのチャンス。 住まいづくりは、どちらが勝つかの勝負ではなく、未来を一緒に描く共同作業です。
木と暮らす、ということ

天然木の家は、人の心にも“歩み寄り”を思い出させてくれる家です。 自然素材の温もりに包まれながら暮らすと、不思議と気持ちが穏やかになり、相手の意見を受け止める余裕が生まれます。
今後のドラマの展開も気になりますが(笑)、現実の家づくりでも、木のようにやわらかく、相手への理解と歩み寄りを大切にしたいですね。
当社では、ご家族それぞれの思いやこだわりを丁寧にお聞きし、性能・デザイン・暮らしやすさをバランスよく設計いたします。
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