2015.10.03 /
こんにちは。
もう10月になりましたね。
衣替えの時期ですが、日中はまだ汗ばむ陽気だったりするので半袖だったり長袖だったりと、着ているものがバラバラですよね。なので、すれ違う人の服装を観察するのが、この時期の私の密かな日課です (笑)
季節の変わり目は「何着たらいいかわからな~い!去年の今頃は何着てたっけ?」と、毎朝言っている気がします。
さて 今回の木にな~るはなしは、6回目の木にな~るはなしで書いたような、木材センターで働くスタッフと仕事を紹介しようと思ったのですが、スタッフ紹介は恥ずかしい!とNGが出ちゃいましたので、仕事のみの紹介です。(´_`。)グスン
木材センター(通称:ドバ)にある、プレーナー倉庫と呼ばれている場所では、普段では目にすることがない機械を使って、木材の加工が行われています。
これは、帯鋸(通称:オビノコ)です。
写真だと大きさがわかり辛いのですが、高さが2メートル以上あり、寸法どおりに裂くように切ることができる機械です。
ここでは、後の工程を踏まえて余裕を持たせた寸法に切ります。
仕事中の手を止めてもらって撮影しました。
こうゆう事です。
オビノコで切断された木材は、手押しカンナ(通称:テオシ)と呼ばれる機械にかけられます。
全長2.1メートルあるこの機械は、直角を出すのにとっても便利!
ちょっと見づらいですが、①の面と②の面が直角で定規の役割をします。これに沿って木材をすべらす事によって、直角を出す事ができるのです。
こんな感じです。
自動で行えるものもあります。(自動の場合は、自動カンナといいます)
全長4.8メートルもあり、プレーナー倉庫内で最大の長さを誇ります。なんで手動と自動と2台あるんだろう・・・自動だけでいいんじゃない?って思いませんか?
プレーナー倉庫の番人(顔出しNG(笑)のスタッフです)に聞いてみたところ、自動だとズレる事があるのだとか。人の目と手でチェックしないとダメなのだそうです。 職人魂ですね!
テオシにかけられて直角の出た木材は、電動カンナ(通称:プレーナー)にかけられます。(ようやく倉庫の主役?が登場しました!)
他の機械が大きいので、あまり大きさを感じないのですが、幅1.07メートル、奥行き0.65メートル、高さ1.2メートルという、ずっしり重たそう・・・というサイズ感の機械です。これは厚みを一定にできる優れものなのです。その優れものの様子を、本当は動画でお伝えしたいのですが、載せられないようです(´_`。)グスン
ギリギリまで近寄ったので、写真でお許しください。
うぃーんという機械音とバリバリ・ガリガリと木を削る音が倉庫中に響きわたっています。結構大きな音です。
↓
この撮影位置、結構木くずが飛んできます。バシバシ顔に当たります。
接近しての撮影はオススメしません。
↓
写真の木材は長さ2メートルだったのですが、20秒ほどで削られていきました。結構速くないですか?
機械の中が見えていますが、これが材料を送りながら削っているのです。
テオシとプレーナーで、9割方整う!といった感じでしょうか。
室内に使われる等 使われる場所によっては、超仕上カンナ(通称:チョウシアゲ)にかけられます。
これも大きくて、全長4.4メートルもあります。
テオシにかけられた木材をさわってみると、樹種や木のクセによってはザラッと感がありますが、そのままでも問題なさそうな仕上がりです。が、さらにこの機械にかけると『超仕上』の文字通り超すべすべになります。
かんなくずはこんな感じです。
なんとなく指が透けているのがわかりますか?
きれいですね~。このかんなくずを使って作品をつくる方もいるようです。(かんなくずアートというのだとか・・・)
以上が、プレーナー倉庫で行われている事です。
私も初めて見聞きする事ばかりで、取材しつつもがっっつり楽しんでしまいました。仕事の手を止めさせてばかりでごめんなさい。
また、かんなで削る等の加工は、すべて現場で大工さんが行っているものとばかり思っていましたが、イマドキはそうでもないという事にとても驚きました。
ナゾに包まれた(笑)木材センターのお仕事、いかがでしたか?
まだ紹介していないスタッフ・仕事があるので、また書きます。楽しみにしていてくださいね。
では、今回はこの辺で・・・
通称は、渡邊工務店での呼ばれ方を指します。
一般的な呼び方ではないかもしれませんので、ご了承ください。