2014.08.27 /
毎日すっきりしない天気が続いていますね。
まるで梅雨が戻ってきたみたいです。
くせ毛の髪は、広がりっぱなしです。(´_`。)グスン
さて今回は、渡邊工務店の家づくりにはかかせない『東濃桧』についてです。
1回目の木にな~るはなしに写真で登場しましたが、
覚えていらっしゃいますか?
ちなみに今回は、写真1枚!文字多めの真面目ブログです。
どうか、最後までお付き合いくださいませ。
東濃桧とは、岐阜県の東濃地方のさらに東部
昔でいう裏木曽※を中心に産出されるヒノキの名柄材です。
現在は、下呂市(馬瀬地区以外)、加茂郡、関市(洞戸地域、武儀地域)、
郡上市(明宝地区、和良地区)で産出したヒノキも、
東濃桧と呼ばれているようです。
木曽五木(きそごぼく)の一つで、伊勢神宮の式年遷宮では
裏木曽の山から切り出された御神木が納められました。
江戸中期以降から、裏木曽の桧が式年遷宮で使われているそうです。
盆踊りで踊られることもある『木曽節』
一度くらいは聞いたことがあるのではないかと思うのですが・・・
その歌詞に、木曽五木(きそごぼく)が登場するのです。
説明しそびれていましたが・・・
木曽五木(きそごぼく)とは、ヒノキ・サワラ・アスナロ(ヒバ)・コウヤマキ・
ネズコ(クロベ)の、木曽の五種類の銘木の事をいいます。
ネズコ(クロベ)・アスナロ(ヒバ)・ヒノキ・サワラ・コウヤマキ
奥からこのような順番で並んでいます。少し分かりづらいかもしれませんが・・・
木曽五木の歌詞は長くなるので割愛させていただきますが、
室町時代の歌謡集に出てくるそうです。
室町時代!?
歴史のある銘木ですね。
先人達から受け継がれてきた 知恵と努力の結晶と言えるのではないでしょうか。
歴史ある銘木 東濃桧。
そんな銘木、切ってもいいの?
木造住宅って森林破壊・環境破壊になるんじゃないの?
なんて思う方も少なくないと思います。
切っても いいんです!
むしろ、切ったほうが いいんです!
日本国内で、国産材が使われる割合は3 割 弱 。
輸入材に押されて国産材が使われない事によって、森林の機能を維持する為の
費用や人材がますます不足し、それによって森林が活性化されず、荒廃・・・
という負の一途を辿ってしまうのです。
森林が荒廃してしまうと木が二酸化炭素(温室効果ガス)を吸収してくれないので、
温暖化が進んだり、土砂崩れが起こりやすくなったり、
洪水が起こりやすくなったりと、よくない事ばかりだという事は、
聞いた事がある方もいらっしゃるかもしれません。
へ~!そーだったの~!? ∑
(°Д°;
ですよね。
(そう思ったのは私だけでしょうか・・・)
国産材を使うことは、
森林を守っていく為・地球環境の為に、非常に大切な事なのです。
渡邊工務店のHPに、詳しく書かれています。
ぜひご覧くださいね。
森の再生・地球環境の為にも、渡邊工務店の東濃桧を使った家づくり、
いかがですか?
※裏木曽とは…岐阜県と長野県の境の阿寺山地の西側で、木曽川支流の付知川・川上川の流域です。
この地域は岐阜県中津川市の一部(苗木地区、福岡地区、付知地区、坂下地区、川上地区、蛭川地区)
に属しています。
●参考●
林野庁HP(http://www.rinya.maff.go.jp/)
職人がつくる木の家ネットHP(http://kino-ie.net/)
森林・林業学習館(http://www.shinrin-ringyou.com/data/mokuzai_kyoukyu.php)
木曽町観光協会HP(http://www.kankou-kiso.com/event/kisobushi.html)
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