-
2019.02.04 /
第28回:ハワイに数寄屋の茶室(平屋)
毎日寒いですね。 こんな寒い日は、世界のリゾート、常夏のハワイに想いをはせます。 ハワイの中心オアフ島から飛行機を乗り継いで、1時間ほど行ったところにハワイ島があります。 そんなハワイ島にも伝統的な数寄屋の茶室があります。 去年はキラウエア火山の噴火で話題になりました。 オアフのワイキキとはちょっと雰囲気の違う真黒な黒砂海岸には、ウミガメもよく来るみたいで一度遭遇したいと思っています。 (プナルウ黒砂海岸) 街並みもローカル色満載でワイキキとはずいぶん違いますが、そんな雰囲気がいい感じです。 ハワイ島にはリリウオカラニ公園という夕日で有名な公園がありますが、ここは日本以外の世界最大の日本庭園だそうです。 かつて日本人移民の方に敬意を表して、ハワイ王族のリリウオカラニ女王が提供されたとのことでした。 リリウオカラニ女王はハワイアンソングの名曲アロハ・オエの作者でもありますね。 (リリウオカラニ公園茶室前庭からの景色) この公園の中に茶室「松浪庵」があります。かなり年月が経っているように思います。 結構落ち着いた感じが南国の風景に溶け込みそうで、そうでもなく、逆にそのことが日本人には遠い故郷の郷愁を誘い、ぐっとくるものがあるのかなと思います。 茶室の前に見える灯篭越しの南国の風景は少しアンバランスに感じますが、美は乱調にありのごとく、作られた歴史を慮るとなんとなく共感してしまいます。 2月9日(土曜日)中日新聞名古屋市民版・尾張版朝刊15段紙面上にて弊社社長渡辺均が家づくりの想いを述べさせていただきます。 同時に、健康木の住まいウッドビレッジに12/1に新しくオープンした「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場のご案内と平屋相談会の告知も致します。ご高覧頂ければ幸いです。 渡邊工務店も伝統的な数寄屋造りの平屋をベースに、皆様の新しい価値観を融合した家づくりに貢献できたら嬉しく思います。 「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場について詳しくはこちら -
2019.01.28 /
第27回:音楽とあかりとインテリア
インテリア(interior)とは内面という意味ですが、住宅の現場では室内装飾という風に理解され、室内の装飾や付随する照明、家具を表します。 また、インテリアコーディネートの打ち合わせの現場では、装飾品、什器そのものより、それによって飾られた室内空間というイメージが強いと思います。 インテリアコーディネートの目的は、心躍る生活ができる場、美しく暮らしやすい生活の場を作ることだと思います。 お客様とのコーディネートでは、お住まいのご家族が「自分らしさ」と「心地よい空間」をどう叶えていこうかということを大切にして、お打ち合わせさせていただいてます。 音楽を聴いたり、映画を見たり、絵をかけたり、お茶を嗜んだりすることが非日常から日常になると、暮らしの彩りが豊かになるような気がします。 インテリアは暮らしの彩りを豊かにするものですね。 インテリア小物や家具、テレビや音響機器、そして音そのものや照明器具とライティングを総動員して空間環境を作り込んでいく楽しみは、天然木の木視率の高い居住空間と相性がよいと思います。 そんなことを考えていて、おしゃれな音響機器というとデンマークのバングオルフセンに昔憧れていました。 今はないですが、それ自体がインテリアとしても美しいと思います。 6連奏CDプレーヤーベオサウンド9000は憧れていました。 当時高価な為に、手が届かなくてショールームで見るだけの妄想インテリアでした。 昔聴いていたレコードジャケットは壁のインテリアになり、気の利いたスピーカーで、ジャズを聴いたりお酒を飲んだり本を読んだりが過ごせる生活はいいですね。 大府平屋展示場のリビングは天井にパナソニックダウンライトスピーカーを入れています。 天然木の空間は、ライティングによる風合いが独特です。 スピーカーが見えないので、オシャレな設えを邪魔することもありません。 (パナソニックカタログよりイメージシーン) 大府平屋展示場の対面キッチンの背面は桧のリブのボードを使ってますが暖色の照明との風合が良く、音楽を聴きながらまったりするにはいい雰囲気だと思います。 下記の写真の和室の隣の2連のダウンライトにそのスピーカーの仕掛けがあります。 是非、展示場に訪れて確認していただければ幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。 健康木の住まい ウッドビレッジ「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.12.17 /
第26回:素木(しらき)に触れる
日本建築の大きな特色に素木(しらき)造りがあります。 伝統的な日本建築は天然木の木肌、風合いを素木のまま表現することだと思います。 現代の住宅業界は工業化、プレハブ化により量産化し、均質な住宅が多く供給されるようになりました。 プレカット工法の進歩により、外国産材の集成材(エンジニアリングウッド)や印刷技術の進化によるプリント合板の造作材や建具を多用する家の造り方が多くなってきました。 結果的に国産材の山が荒れ、美しい山並みの景観だけでなく治山・治水を損ない、私たちの身近な生活にも影響を及ぼすかもしれません。 素木を扱う大工や職人の技術・技能が途絶える要因にもなっていると思います。 本来素木は汚れやすく、汚れも目立ち、合理的な生活を送ることと相反することかもしれません。 そんな繊細で清楚な素材なので節や腐れのあった部分が気になって、無節をよしとするようになったと思います。 構造材としての柱が同時に清楚な化粧材の素木として使われている風情は、温かみや素朴な天然木が持つ自然観を大切にする我々日本人の奥底の感性に共鳴すると思います。 天然木の素木は時を重ねることより、落ち着いた趣や佇まいを醸し出します。 最近の姫路城や宇治平等院鳳凰堂のように、改修され建築当時の姿が再現されて話題になりましたが、ピカピカの現在よりも、改修前の落ち着いた佇まいに何かひかれるものがあります。 この12月、大府の総合展示場「健康木の住まいウッドビレッジ」に渡邊工務店の「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場がオープンしました。 リビングに入ると天然木の東濃桧の素木の柱や梁が鮮やかに目に飛び込んできます。 (大府平屋展示場の玄関) その向かいに2階建ての展示場「天然木の家・我が家の発電所」がありますが、この建物は既に8年を経過しています。 東濃桧の素木の柱が経年で色づいて、それなりに良い風情になっていると思います。 ぜひ見比べて天然木の東濃桧の素木の時間の変遷を体感いただければ嬉しく思います。 (8年目の大府2階建て展示場の柱) 国産天然木の建築材やそれを活かす技能・技術にこだわる想いを、中日新聞朝刊のインタビュー記事にて、弊社渡辺社長が話しておりますので、ご拝読頂ければ幸いです。 ●健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら ●健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・我が家の発電所」大府展示場情報はこちら ●中日新聞朝刊掲載インタビュー記事について詳しくはこちら -
2018.12.03 /
第25回:大きなダイニングテーブル
リビング・ダイニングで“心躍る暮らし”をしていますか? 大きなダイニングテーブルが暮らしの真ん中にあると、いいかもしれません。 “ふたり”の家族も大家族も、テーブルの寸法は違えども、暮らしの真ん中にあるダイニングテーブルは大きな意味を持つと思います。 <リビングアクセス> リビングを暮らしの中心に置いて、子供部屋や寝室に行く為には必ずリビングを通らないといけない間取りプランです。 2階建てなら階段をリビングの中に取りこむ間取りもあります。 12月1日にグランドオープンした大府新展示場のモデルハウスのように、平屋ならそのままですね。必ず家族が顔を合わせて交流が育まれるようにと考えられたものです。 ▲大府展示場平屋モデル リビング・ダイニング・キッチン+アウトドアリビング そんなリビングでは、ダイニングスペースとともに広い空間を活用し、大きなダイニングテーブルで一緒に本を読んだり、勉強したり、仕事のまとめをしているような、家族の気配を感じるけれど好きなことをしているような雰囲気を作るのもいいと思います。 大きなダイニングテーブルはお茶や食事も含めて家族一緒で、それ一つで充分ですね。 家族の距離が近いので、キッチンで料理しながらの会話も楽しくなると思います。 そうするとテレビは消さないといけないかもしれません。 具体的なリビング・ダイニングのシーンは、パーティーやイベントを行っている楽しい風景というよりも、家族一緒にいるけれども、それぞれが本を読んだり勉強したり、なにか作業をしたりして時々声をかけるような、お互いの気配の感じられるゆっくりとした時間・空間を過ごすことが大半になると思います。 寸法的にも、精神的にも大きなダイニングテーブルが暮らしの真ん中にある生活になると思います。 <アウトドアリビング> 屋内のリビングから屋外に続くリビングは、カフェのようにオシャレですね。 大府新展示場平屋モデルハウスの庭に続くウッドデッキには、小さなテーブルと腰掛を設えています。リビングの窓の外に少し見えますがお気づきですか? こちらの小さなアウトドアリビングスペースは、室内の天然木のフロアと通じるウッドデッキとの一体感により、外部とのあいまいな空間を作り出し、外の空間を家の中に取り込むような、心躍る空間が暮らしの中に実現できたと思います。 住宅メーカーのモデルハウスを見ると、ダイニングからリビング、そして窓先の大きなアウトドアテラスにBBQコーナーやテーブルセット、ロッキングチェアやハンモック等を設えて、楽しい空間を提案しているケースが見られました。 皆様の家づくりの参考になる事例が見つかるといいですね。 ▲春日井展示場モデルハウスのアウトドアリビング 健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.11.20 /
第24回:六華苑でハート❤を探そう
渡邊工務店は木曽三川上流の東濃桧や長良杉を大切に想い、天然木にこだわりがあります。 先日、桑名の住宅会社の方とお話させていただく機会がありました。 尾鷲桧をメインに建築されており、三重県産桧のこだわりに共感しました。 三重県の木材と言うと諸戸家の話を抜きにしては語れません。 三重県桑名市の六華苑をご存じの方はいらっしゃいますか? 名古屋から近くなので建築に興味のある方は名建築探訪として是非ご覧ください。 日本有数の大地主で山林王でもあった諸戸家の二代目諸戸清六さんの邸宅として大正2年(1913年)に完成しました。 六華苑は、イギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計による4層の塔屋をもつ木造2階建て天然スレート葺きの洋館、和館や蔵、池泉回遊式庭園などがあります。 鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドルの設計にはその他にも、東京の綱町三井倶楽部やニコライ堂などがあります。 六華苑は本物の建築家が天然木の木造建築をベテランの大工さんや職人さんと協力し、和風と洋風を融合させて完成させた建物だと思います。 ところで、諸戸家の二代目諸戸清六さんは当時新婚さんだったみたいですね。 そこには格式のある旧家の大邸宅や、重要文化財の重厚なイメージでは考えられない、オシャレな仕掛けがありました。 それは建物に、そこで生活する二人の為のハートマークがあしらってあることです。 渡邊工務店の「杜の家」や「ふたり」の規格住宅、12月1日にグランドオープンを迎えるコンパクトな「平屋」モデルハウス「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場は、そんな生活を大切にするストーリーに共感していただけるお客様にピッタリな住宅だと思います。 コンパクトな居住空間の中にも家族の暮らしを大切にし、天然木の木肌感にいつも触れ、建築予算としてはリーズナブルな投資を心掛け、「心躍る暮らし」を過ごす為に生涯収入の最適配分を考えて、生活の質を高めていくことに通じるものが有ると思うからです。 スローライフな生活と共通するものが有るように思います。 ▲こんな風にハートマークを建物にあしらっています。 他の場所のハートマークは現地で探してみてください。 また、その隣には六華苑を望むようにレストランRoccaがあります。 若い皆様にはデートコースに、ご年配のご夫婦は散策の後のひと時に如何ですか? ▲レストランRocca店内 規格住宅「ふたり」「杜の家」について詳しくはこちら 12/1グランドオープン「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら -
2018.11.06 /
第23回:When I’m Sixty-Four
ビートルズは初来日から50年以上たったそうです。 長いようであっという間でした。 先日はポール・マッカートニーが70歳を超えて来日していました。 私は来年64歳となり感慨深い思いになります。 なぜならビートルズの「僕が64歳になっても」(When I'm Sixty-Four)という曲の年齢になってしまうからです。 20代の頃に聴いていた時は、自分がこんな年齢になるなんて想像もつきませんでした。 渡邊工務店のご年配のお客様の中に、聴き覚えの方がいらっしゃると嬉しいですね。 1967年発売のビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の一曲でした。 しかしながら私達夫婦が40年以上前に、「僕が64歳になっても」(When I'm Sixty-Four)という、「年をとっても仲良くしようね」というこの曲を聴いて、将来こんな風になるのかな? といっていたことも思い出しました。 カバー曲ですが日本語訳が付いていたので興味のある方は見てください。 渡邊工務店名古屋支店の近くで、少し歩くとこの先に白鳥庭園の清羽亭があります。 今は枯れ葉がしみじみとしています。 晩秋の曇天に一人で歩いていると年を取ったなと感慨深く思います。 曲の出だしはこんな感じでした。 「年をとって、僕の髪の毛がなくなっても、まあずいぶん先のことだけど僕に送ってくれるかな バレンタイン・カードやバースデイ・カードやワインとか・・・・」 当時は、ずっと先の事と思って聴いていたのですが・・・・ 今はこの曲の通りに私の髪の毛はなくなっています。 いつまでも「ずっと一緒に仲良くいよう」がテーマのラブソングですね。 若い皆様も年寄りの話と思って笑っていると、そんな時が必ず来ると思いますよ。 そうです、あっという間に必ずキット来ますね。 私達夫婦にとっては本当にあっという間でした。 若い皆様を驚かすのはこれくらいにしておきましょう。 若い皆様にとって、64歳はずいぶん先のように思われますか? 若いご夫婦のこれからの人生が、64歳を超えた時に良いドラマとして懐かしむようになればと思います。 そんな舞台にふさわしい家造りのお役に立てることができたら嬉しく思います。 下記の表は35年ローン返済期間の簡単なライフプラン図です。 スタートが25歳からの家造りなので60歳のローン完済になります。 皆様のご計画年齢に置き換えて考えてみて、お役にたてれば幸いです。 しかしながら、お金の話以外にお伝えしたい事があります。 人生はあっという間、子供たちと過ごす時間も思ったより短く感じたことでした。 -
2018.10.29 /
第22回:運命の家で暮らそう
こんな話に心打たれたことがありました。 「運命の人とは奇跡の出会いでめぐり会うのではなく、いつも目の前にいる人と何十年も一緒に暮らしていく暮らしの中で、お互いが運命の人となっていくのです。」 「運命の人は出会うものでなく、お互いが作り上げてゆくもの。」 中々難しいと思いますが、長く連れ添った妻と語りたい言葉ですね。 そうすると住宅にも運命の家というものがあるように思います。 若いご夫婦のお客様には、新入居から何十年も経ったとき、お互いが運命の人だったと思うような“こころ躍る暮らし”のサポートができたらいいなと思います。 ご年配のご夫婦にも、お互いに感謝を込めて建てる家を運命の家にして頂ければと思います。 そんなことを考えるとお金のかかる新入居の時に、負担を軽くして、“こころ躍る暮らし”をサポートする資金的な余裕を残し、家族でその何かを作りあげることも良いのかなと思います。 日々暮らしを送る居住空間の拘りは大切にしながらも、コンパクトな平屋や規格住宅を通してそのような提案が実現できれば嬉しく思います。 そんな共同作業が思い出となり、例えば自分たちで植えた樹木や自作のインテリアや家具は、先々伴侶を“運命の人”として懐かしむことに繋がってゆくコトになると思います。 または、巡り合った運命の人とお茶やお花、今はやりの俳句を詠んだりして、上質な時間を過ごすことも素敵なことかなと思います。 サザエさんの家族のように大家族で、夫は外に仕事に行き一生懸命働いて、妻は家を守り、かわいらしい子供達でにぎやかな家庭は昭和の日本の原風景でしたが、現在は少なくなりましたね。 今は母も働きに出るし、イクメンのパパも活躍しています。ダブルインカムノーキッズ や夫婦だけの世帯、親子二人だけの世帯も多くみられます。 様々な家族の形を大切に、それぞれの生き方が尊重されていくことを望みます。 そんな様々の家族を暖かく見守ってくれる運命の家造りに、渡邊工務店がお手伝いできれば嬉しく思います。 木の香りと木肌が温かい天然木のコンパクトな家はいかがですか? 健康木の住まいウッド・ビレッジ「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場(H30.12.1オープン)情報はこちら 規格住宅について詳しく知りたい方はこちら -
2018.10.10 /
第21回:平屋モデルハウス建築中
最近平屋の建物について問い合わせが多くなってきました。こんな背景があると思います。 日本は人口が減少に向かっている中で世帯数は増加しています。 そうはいってもまだ世界で10番目の人口であり、ヨーロッパNO.1人口のドイツの約8,000万人より4,000万人以上多いので、国力の評価は悲観するには及ばないとも思います。 人口減なのに世帯数が増加しており、高齢化した夫婦の増加だけでなく様々な形の小世帯、単世帯が増えて、家族の形も価値観も多様化しているように思います。 かつて、住宅やマンションのプラン作りには標準世帯(夫婦と子供二人)をベースに作られていました。 そのような標準世帯は近年全世帯の14%以下に落ち込み、もはや標準という言葉が相応しくない状況になってしまいました。 また、多様化してきたのは親子の関係をはじめとした家族の形だけでなく、暮らし方や趣味趣向、働き方やご近所との付き合い方など、世の中とのかかわり方も同様に多様化してきたと思います。 そんな時代だからこそ天然木で作られたコンパクトな平屋が求められる時代背景もあるのかなと思います。 渡邊工務店はコンパクトな平屋のモデルハウス「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場を大府市にある総合住宅展示場「健康・木の住まいウッド・ビレッジ」にて11月末完成に向けて建築中です。 また、11月25日(日曜日)にはプレオープンイベントとして家づくりまるわかりバスツアーを開催し、建物コンセプトの説明や搭載する次世代空調マッハシステムの講演会も開催いたします。 総合展示場内の正面には渡邊工務店既存2階建てのモデルハウス「天然木の家・我が家の発電所」展示場が建っていますので、平屋と比べる良い機会になると思います。 12月1日(土曜日)グランドオープンいたしますので、平屋モデルハウスのご見学にご来場いただければ幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。 ▼現在建築中のモデルハウス現場 桧のタイコ梁、柱、梁が見えます。天井に杉板を張っているところです。 深い軒下と外壁も杉板が張られています。柱と梁は桧です。 健康木の住まいウッドビレッジ「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場(H30.12.1オープン)情報はこちら 健康木の住まいウッドビレッジ「天然木の家・我が家の発電所」大府展示場情報はこちら 大府展示場『平屋』OPEN記念 家づくりまるわかりバスツアーについて詳しくはこちら エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら -
2018.08.07 /
第19回:デザインについて
デザインというと「意匠」の意味に理解されることが多いと思います。 また、多くのデザイナーズ住宅は、綺麗なだけのファッション住宅が多いと思います。 デザインの語源はデッサン(dessin)と同じく、“計画を記号に表す”という意味のラテン語designareで、ある問題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々な媒体に応じて表現することといわれています。 私たちの住宅の仕事に置き換えると、「ある問題を解決するため」の部分は「ヒアリングによる問題の顕在化」に、「その解決のための思考・概念の組み立て」が「設計」、「様々な媒体に応じて表現」が「住宅建築」に当てはめられると思います。 数寄屋の本格木造やシンプルモダンの住宅も、キチンとデザインされた住宅は、住まい手の新しい暮らしを始めるための様々な課題を解決した価値のある家になると思います。 同じように、個人の生き方としてのライフデザイン、都市や国家の在り方を示すグランドデザインも同様なアプローチだと思います。 渡邊工務店の会社としてのデザインはこんな捉え方になるように思います。 木の生命力を感じられる住まいづくりを通して、木材の需要を喚起し、山の守り手の暮らしと環境を守り、木の良さを活かした住宅により、住まい手としての豊かな暮らしに貢献。 ①山の守り手から、太くて材質の良い木を直接買うことにより、売り手にとっては良い価格 住まい手になる買い手にとってはリーズナブルな価格を実現。 ②柱の部位以外の木部も家具、天井材、壁材、木格子などの化粧材に活用し、ムダを無くします。 ③規格外の柱も適材適所で様々なところに活用します。 ④太い柱は天然木の生命力を感じ、木の香りが暮らしに彩りを添えます。 ⑤この地域に多かった民家型架構フレームをベースに、作り手として木の良さを最大限活かせるように技能研鑽に励み、住まい手に豊かな暮らしを感じて頂ける家を造ります。 ⑥住まい手に木材の故郷の木曽三川 川上を感じて頂ける取り組み(植樹活動等)により、地域循環型の経済を育んでいく当事者意識が育まれることに努めています。 このような取り組みが木曽三川地域の治山・治水に役立ち、地域の土砂災害や水害の抑止に少しでも貢献できれば嬉しく思います。 「森づくりの活動」について詳しくはこちら -
2018.07.11 /
第18回:マッハシステムと天然木の家
全館空調は冷暖房をメインに高気密・高断熱のメリットを活かす空調システムですが、今回は弊社が推奨する省エネや換気の質にこだわりを持っているマッハシステムについてご紹介いたします。 1.マッハシステムの次世代全館空調2大特徴 ☜ここをクリック (特許取得) ①市販の壁掛エアコン1台で冷暖房を実現し、省エネに寄与。 ②換気の質にこだわり、冷暖房以外に4つの快適空気環境機能【換気・空気浄化、除湿、加湿】をプラス。 2.高気密・高断熱とは: ①断熱材を使用して建物の断熱性を高める。 ②隙間を無くして建物の気密性を高める。 3.高気密・高断熱により計画的な換気は実現可能となる。 法令計画換気とは:2時間に1回室内空気全ての入替(2003年建築基準法で義務化) <計画換気の目的> ①人の呼気や臭い等を排出するための換気。 人が呼吸で排出する二酸化炭素は安静時一人当たり1時間で 15ℓになり、その為に1時間当20~30ℓの換気を要します。 ②局所換気。 レンジフード、お風呂の換気扇等、臭い・煙・湯気等が出ている時に必要。 ③全館換気。 高気密・高断熱住宅から結露の被害を守る換気。 ④シックハウス対策としての換気。 建築部材や家具から発生するVOC(揮発性有機化合物)の排出目的の換気。 4.全熱交換ユニットを使用した第一種換気システムによる換気の質のこだわり。 ●パナソニックエコシステム(株)より計測と換気空調計算の技術的な協力支援。 ●国土交通省の「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」に採択される。 <事例> 計画換気(2時間に1回)では1時間に0.5回室内換気が必要となり、8畳間では計算上16立方メートル/hの換気となります。 8畳間に大人二人が寝ていると、CO2濃度は計算上2,000ppmを超えるそうです。 よって計算上は別途換気扇を設置する必要が生じます。 マッハシステムは家全体で空気が循環しているため、CO2濃度は計算上750ppmとなり計画換気の枠内できれいな空気に生まれ変わります。 循環させる空気は浄化した後、夏はエアコンの除湿機能、冬は加湿器を空調室の側に設置して調湿し、個別の小型送風機にて、各部屋にきれいな空気を送り込みます。 花粉やPM2.5対策にも有効です。 小型送風機で、大きな川の流れのようなゆっくりとした空気の流れを作り出すので、部屋の隅や細かいところにも淀みなく、優しい無輻射熱のきれいな空気環境を作り出せます。 元の空調機の風力だけで全館に空気を循環させようとすると、送風機から出る風力が強く不快になり、また空気環境の淀みが出る原因ともなります。 ※きれいな空気環境を空調機の高能力なシステムで実現。各社の外部室外機の確認をしてみてください。マッハシステムは建物の外部にエアコンの室外機1台設置。 5.渡邊工務店がマッハシステムを採用した大きな理由: 天然木の家にマッチした空調システムだから。 日本伝統の木造建築は天然木そのものが建物構造体となり、大きな大黒柱や梁が意匠材として日本人の心に響き、無垢の柱そのものや、床材、壁材、家具や建具が化粧材として趣を醸し出します。 そのような本格木造建築は日本の厳しい四季にも耐えて、法隆寺をはじめとして町々の神社仏閣等のように何百年も地元の皆様に愛されている建物が多々あります。 マッハシステムによる空気環境は、天然木にとっても日本の四季の気象変化の負荷を軽減し、建てた当時の住環境を永く後世に伝えていく為に重要なアイテムだと思います。 結果的に、天然木に優しい空調システムは、女性や幼い子供たち、そしてお年寄りにも優しいシステムとして快適な暮らしを見守ることができる次世代空調システムであると言えます。 また、永く維持管理をするにあたり、壁掛けエアコン1台分の交換費用がメインです。 数台分のエアコン初期費用に比べるとマッハシステムの初期投資費用は少々高くなりますが、その後のエアコン交換費用を考えると割安なシステムだと思います。 マッハシステムの仕組 ☜ ここをクリック 総合住宅展示場のモデルハウスや、見学会を開催させていただくお引渡し前のお客様の建物でご体感頂ければ嬉しく思います。 エアコン一台で快適空間「マッハシステム」について詳しくはこちら 最寄りの展示場について詳しくはこちら