暮らしに平和を

2018.12.17 /

第26回:素木(しらき)に触れる

日本建築の大きな特色に素木(しらき)造りがあります。

伝統的な日本建築は天然木の木肌、風合いを素木のまま表現することだと思います。
現代の住宅業界は工業化、プレハブ化により量産化し、均質な住宅が多く供給されるようになりました。

プレカット工法の進歩により、外国産材の集成材(エンジニアリングウッド)や印刷技術の進化によるプリント合板の造作材や建具を多用する家の造り方が多くなってきました。

結果的に国産材の山が荒れ、美しい山並みの景観だけでなく治山・治水を損ない、私たちの身近な生活にも影響を及ぼすかもしれません。
素木を扱う大工や職人の技術・技能が途絶える要因にもなっていると思います。

本来素木は汚れやすく、汚れも目立ち、合理的な生活を送ることと相反することかもしれません。
そんな繊細で清楚な素材なので節や腐れのあった部分が気になって、無節をよしとするようになったと思います。

構造材としての柱が同時に清楚な化粧材の素木として使われている風情は、温かみや素朴な天然木が持つ自然観を大切にする我々日本人の奥底の感性に共鳴すると思います。

天然木の素木は時を重ねることより、落ち着いた趣や佇まいを醸し出します。
最近の姫路城や宇治平等院鳳凰堂のように、改修され建築当時の姿が再現されて話題になりましたが、ピカピカの現在よりも、改修前の落ち着いた佇まいに何かひかれるものがあります。

この12月、大府の総合展示場「健康木の住まいウッドビレッジ」に渡邊工務店の「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場がオープンしました。
リビングに入ると天然木の東濃桧の素木の柱や梁が鮮やかに目に飛び込んできます。

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(大府平屋展示場の玄関)

その向かいに2階建ての展示場「天然木の家・我が家の発電所」がありますが、この建物は既に8年を経過しています。
東濃桧の素木の柱が経年で色づいて、それなりに良い風情になっていると思います。
ぜひ見比べて天然木の東濃桧の素木の時間の変遷を体感いただければ嬉しく思います。

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(8年目の大府2階建て展示場の柱)

国産天然木の建築材やそれを活かす技能・技術にこだわる想いを、中日新聞朝刊のインタビュー記事にて、弊社渡辺社長が話しておりますので、ご拝読頂ければ幸いです。

●健康木の住まいウッドビレッジ・大府「天然木の家・快適エコライフ」大府平屋展示場情報はこちら

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●中日新聞朝刊掲載インタビュー記事について詳しくはこちら

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